新しく楽しい岩手がここにある

◆HOTEL MAZARIUM

地域の魅力を体感できる出会いを演出

 福祉を起点に、アートを通じ新しい文化創造を行う「ヘラルボニー」がアートプロデュースを手がけるライフスタイルホテル。

 岩手県ゆかりの作家8名の作品に彩られた8室のアートルームはどれも異彩を放ち、部屋ごとに異なる宿泊体験ができる。

 サウナを備えた特別室も人気で、広いテラスには水風呂やデッキチェアもある贅沢さ。さらに、館内にも本格的なフィンランド式サウナを備えた大浴場があり、湯上がりにはジャズが流れるラウンジでくつろぐことも。

 同じ建物の中にはフードホールやマルシェもあり、地元の人に交じってソウルフードを味わうローカルな体験もできる。

HOTEL MAZARIUM

所在地 岩手県盛岡市中ノ橋通1-9-22 盛岡バスセンター3F
電話番号 019-681-1004
客室数 34
料金(1名) 7,320円~(1室2名利用、朝食付き)
https://hotelmazarium.com/

◆吉浜食堂

地元愛と情熱が生む唯一無二の漁師料理

 大船渡で漁師をしながら、夜は料理人として厨房に立つ店主の松川寛幸さん。沿岸部にはそうした店も少なくないが、漁場のある吉浜まで往復約250キロメートルの移動をこなしていると聞くと、どれほど稀有な存在かがよくわかる。

 吉浜で採れた鮑は「キッピンアワビ」と呼ばれ、世界的に有名なことにあやかり、店名も「キッピン」と読む。

 黒板メニューには、この鮑や生ウニなど、店主が採った魚介がずらりと並び、漁師ならではの食べ方で楽しませてくれる。

 これらの料理を、妻の麻由さんが選んだ器と合わせることで、忘れられない食体験となる。

 ナチュールワインや地酒も豊富なので、料理に合わせて行ったり来たりするのも楽しい。

 シメには、海藻をつなぎに使った自家製冷やし麵をぜひ。

吉浜食堂

所在地 岩手県盛岡市開運橋通5-6 第5菱和ビル1F
電話番号 019-613-9715
営業時間 17時30分~21時フードL.O.、ワインバー21時~23時
定休日 日・月曜(不定休あり)
Instagram @kippinsyokudou

◆ひなび(陽旅)

北東北を走る新たな観光列車が誕生

 昨年12月23日にデビューしたJR東日本の観光列車「ひなび(陽旅)」。ひと足先に岩手県内で運行が始まり、期待を集めている。

 列車は2両編成で、展望スペースや大きな窓を備えた車内は、北東北の自然を眺めながらゆったりとした鉄道の旅が楽しめる趣向に。1号車はボックスシートを配したグリーン車で、2号車は2人がけのリクライニングシートが中心。

 事前に予約すれば、地元の食材を使ったおむすびや漬物が入った“おむすびBOX”1,200円などの各種商品を車内で味わえて、よりいっそう旅情が盛り上がる。

●JR東日本

https://www.jreast.co.jp/

Column

CREA Traveller

文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。

2024.01.21(日)
文=田辺千菊(Choki!)
写真=志水 隆、高田新太郎

CREA Traveller 2024 vol.1
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

Paris パリの煌めき

CREA Traveller 2024 vol.1

Paris パリの煌めき

特別定価1,800円(税込)

「CREA Traveller」2024 vol.1の特集は、「パリ特集」。