冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。

 凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。

 暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか?

 今回は、北海道・東北エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

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◆北海道

千歳・支笏湖 氷濤まつり

 日本有数の透明度を誇る支笏湖では「2024千歳・支笏湖 氷濤まつり」を開催。湖水をスプリンクラーで吹きかけて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが立ち並ぶ、人気のイベントだ。昼間は支笏湖ブルーと呼ばれるナチュラルブルーに輝き、夜は色とりどりのライトに照らされ、訪れる人を幻想的な世界へと誘う。

 氷濤まつり開催期間内の土日祝日には、『「氷の美術館」ガイドツアー』も実施。通常では見ることのできない氷濤まつりの姿を解説つきで楽しむことができる。

 会場周辺には、個性的な温泉宿が点在しているので、冷えた体を温めながら何日かに分けてゆっくりと満喫してみるのもおすすめ。

開催期間:2024年1月27日(土) ~ 2月25日(日) 

2024千歳・支笏湖 氷濤まつり (2024ちとせ しこつこ ひょうとうまつり)

所在地 千歳市支笏湖温泉
https://hyoutou-special.asia/

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◆青森県

津軽鉄道ストーブ列車

 津軽五所川原駅から津軽中里駅の間の約20kmの区間を運行している「ストーブ列車」は、青森県を代表する冬の風物詩。昭和5年から運転され、現在運行されているストーブ列車は4代目になる。現在は各客車内にダルマストーブが設置されており、吹きすさぶ地吹雪を車窓から眺めるノスタルジックな雰囲気は格別。

 車内販売で購入できるスルメをストーブで炙りながらいただく風情もたまらない。その香ばしい香りが車内いっぱいに漂い、旅情が掻き立てられる。

津軽鉄道ストーブ列車:2023年12月1日(金)~2024年3月31日(日)

津軽鉄道ストーブ列車(つがるてつどうストーブれっしゃ)

所在地 青森県五所川原市~青森県中泊町
https://tsutetsu.com/stove

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◆岩手県

もりおかイルミネーションブライト

 冬の盛岡の街をやさしい光で包み込み、好評を博した「もりおか雪あかり」が2022年にさらにパワーアップ。「もりおかイルミネーションブライト」として生まれ変わった。

 もりおか歴史文化館前広場をメイン会場に、盛岡市内中心部7ヶ所に点在する趣向を凝らしたイルミネーションが冬の夜空を明るく照らす。イルミネーション会場は、盛岡の街を盛り上げてきた、多くの人が行き交う商店街。光の道を歩いて巡ることで、盛岡の文化に触れ、歴史を感じることができる。

 メイン会場となるもりおか歴史文化館前広場には、長さ約40メートルのトンネル状になったイルミネーションが設置され、見ごたえ抜群。シャンパンゴールドに包まれた光の道を歩くだけで気持ちがワクワクしてくるよう。

開催期間:開催中~2024年2月29日(木)

もりおかイルミネーションブライト

所在地 もりおか歴史文化館前広場(メイン会場)、市内商店街など7ヶ所 
https://moriokaillumi.com/

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2023.12.27(水)
文=桐生奈奈子