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ベッド周りを見直してみよう

 そして、よい睡眠を取りましょう。一日24時間の1/3は睡眠のための時間です。身体を作る時間、身体を休ませる時間、全てをリセットする時間です。眠らないと人間は死んでしまいます。食べることと同じぐらい睡眠は大切なのです。

 寝る前は暑くなりすぎないよう、寒くなりすぎないよう、食べすぎないように心がけましょう。テレビや携帯電話を寝る直前まで見続けてはいけません。

 パジャマは気候に合っていますか? ゴムがキツすぎたり、布地が硬かったりしていませんか? 着心地のよい、これぞというパジャマを新調してみるのもよい睡眠のきっかけになります。お布団は清潔ですか? 重すぎたりしていませんか? マットレスは身体にフィットしていますか? ひょっとしたら寝苦しい理由は寝具にあるかもしれませんよ。

 まずはベッド周りを確認して、できるところから改善していきましょう。自分の好きなアロマを焚くとか、お気に入りのパジャマを着るとか、五感が癒される環境を整えたいものです。大好きな「推し」の写真を眺めて、ニコッと笑顔になってから寝るのもとてもいいこと。でも寝る時、スマートフォンは手元から遠ざけてくださいね。

 それから、睡眠を取りすぎないように気をつけてくださいね。寝過ぎは大敵です。「心地よい」「ちょうどよい」を目指して、睡眠時間を取るようにしましょう。

 一日の終わりが心落ち着く時間であれば、明日も頑張れます。今日の自分をねぎらうことが明日の美しさの源になります。

谷口ももよ(たにぐち・ももよ)

「健康は日々の食卓から」と「美食同源」をテーマに、身近な食材を使った簡単で美味しい薬膳レシピを提案。なかでも豆腐や野菜を中心としたよりヘルシーな“ベジ薬膳”を提唱する。薬膳料理教室を主宰し、講師育成の薬膳講座を全国で展開。レストランへのレシピ提供や企業との商品開発など活動は多岐にわたる。著書も多数出版し、『身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ』(講談社)、『5色の野菜でからだを整えるべジ薬膳』(キラジェンヌ)で、グルマン世界料理本大賞グランプリを2度受賞。「東洋美食薬膳協会」代表理事、「全日本薬膳食医情報協会」名誉顧問、「日本豆腐マイスター協会」理事、薬膳料理教室「Salon de Maman」主宰。国際中医師。

●谷口ももよ公式サイト https://yakuzen-salon.com/
●東洋美食薬膳協会 https://orientalyakuzen.com/

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