この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年11月6日)

» きのうのレシピ「鶏むね肉とカリフラワーのクリーム煮のっけ」


vol.115 うちの深川丼

 深川丼と呼ばれるあさりめし、本当にいろいろなバージョンがありますね。スーパーに行ったらあさりのむき身があったので、久しぶりに作りたくなりました。小さい頃に親が作ってくれて、「うまいなあ!」といっぺんに好きになった味です。

■材料(1人分)

・あさり(むき身):10~12個程度
・おろし生姜:小さじ1/2
・ごはん:1膳分
・三つ葉:少々

【A】
・酒:大さじ1と1/2
・みりん:大さじ1
・醤油:小さじ2と1/2

■作り方

(1) 鍋にあさりとAを入れて中火にかけて沸かし、生姜を加える。

(2) 2分ほど煮て火を止める。

(3) 器にごはんを盛り、(2)をかけて刻んだ三つ葉をのせる。

 油揚げや長ネギを一緒に煮てもいいんですが、うちのは本当にシンプルにあさりだけでした。それが、妙においしかったんですね。最後に添える刻み三つ葉は重要! 相性が抜群に思います。

 そうそう、昨日はしらいさんがカリフラワー使ってましたね。私も好物、いいだしが出るんだなあ。「シチュー×ごはん」も大好き。アリですよね!

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【食欲が沸き出てくるレシピ】 味付けは不要「半生明太子卵丼」 半生状態の明太子と半熟卵の夢の競演

← この連載をはじめから読む

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.11.06(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔