この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年11月5日)

» きのうのレシピ「ほうれん草ベーコンのっけパン」


vol.114 鶏むね肉とカリフラワーのクリーム煮のっけ

 カリフラワーってスーパーにあったりなかったり、あっても高かったり、突然安くなってたり……。ブロッコリーと比べると中々安定感がないですよね。

 でも、私はカリフラワーが大好きなので全力で応援してます。少し煮込むだけでグズグズと崩れてくるのがまたいい。シチューには必須アイテムです。

■材料(2人分)

・鶏むね肉1枚:200g
・カリフラワー:200g
・玉ねぎ:1/4個
・マッシュルーム:6個
・にんにくみじん切り:1/2片
・ごはん:適量

【下味】
・小麦粉:大さじ3
・塩:少々
・酒:大さじ1

・水:1カップ
・牛乳:1/2カップ

・塩:小さじ1/2
・こしょう:少々
・オリーブオイル:大さじ1
・バター:10g

■作り方

(1) 鶏むね肉は一口大のそぎ切りにし、塩、酒をもみこみ、小麦粉をまぶす。

(2) カリフラワーは小房にわける。玉ねぎとマッシュルームは薄切りにする。

(3) 鍋にオリーブオイル、バター、にんにくを入れて中火で熱し、玉ねぎとマッシュルーム、カリフラワーを炒める。

(4) 玉ねぎが透明になったら、鶏むね肉を小麦粉ごと加えてさらに炒める。全体をなじませて、水を加えて蓋をして5分ほど煮る。牛乳を加え、塩、こしょうで味を調える。

 鶏むね肉は煮込むと固くなるのが難点ですが、下味をしっかりつけると、柔らかくつるんとした食感になります。この下味の小麦粉がとろみのもとにもなりますので、ぜひ!

 昨日の白央さんのベーコンほうれん草炒め、私も実家でよく食べてたので、思わず「懐かし~」と声がでました。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.11.05(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔