この記事の連載
最後の晩餐はラムとジンで
アイスランドでの最後の晩餐はホテルで勧められた港近くの「Koper Restaurant」。
最後は、やはりラムで締めることに。ソースも甘辛でおいしい。
食後は街を少し散歩して気になっていたバーに入る。
1,900キロ、アイスランド旅を終えて
日付が変わる時間に陽はやっと落ちはじめ、空を赤く染め上げる。
走行距離1,900キロを6泊7日で旅をした。
名所や有名レストランを訪ねる旅とは違って、道中眼前に現れる景色に魅了される毎日。その絶景は写真や動画には到底収まりきらないほどのエネルギーに満ち、心をとらえる。
私が1週間で見たアイスランドなんてほんの一部に過ぎないだろう。
日にちが違えば、季節が違えば、旅のスタイルが違えば、そこにある自然は新しい顔を見せるはずだ。地平線まで広がる氷河も西のフィヨルドも、冬のオーロラもまだ見ていない。
旅を終えてもなおこの熱を持った気持ちは消えそうになく、アイスランドに惹かれつづけている自分がいる。
人に聞かれたら私もきっと言うだろう。
「アイスランドは行くべき、そして一周して。私もまた行くつもりだから」と。
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.09.20(水)
文・撮影=大坪千夏