この記事の連載
「火山と氷河の絶景は、自分の目で見ないと始まらない」
フリーアナウンサーの大坪千夏さんが、知人にすすめられて以来恋焦がれた国、アイスランド。
18年間の海外暮らしでは、日本以上に我慢を強いられたコロナ禍を経て、日本に戻ることを決心した。
だからこそ、今は「圧倒的な自然に身を委ねたい」と、夫婦ふたりで旅に出る。
開放感あふれる旅のストーリーを、絶景の写真とともにシリーズでお届けします。
第4回は、アイスランドのグルメ情報をご紹介します。
「アイスランドの名物料理は? 食事は美味しいの?」
自然相手の旅になるので、食への期待はあえてフラットに。それは正解。プラスになるばかりだったから。今回は、私自身があまり知らなかったアイスランドの食事情をご紹介。
まずは魚介類。アイスランドは大西洋に囲まれた漁業大国、海産物は裏切らない。
カリッと焼かれて口に入れると口いっぱいに旨味の強い脂が広がる。白米にも合いそう。
身が厚く食べごたえのあるタラはバジル入りの衣で揚げられ香ばしい。
朝食には乳製品やラム。パンもお楽しみ
朝食で必ず目にするのはカッテージチーズとヨーグルトの間のような「スキール」。プレーンはジャムや蜂蜜をかけて自分好みにできて美味しい。私は初めて食べたけれどパリに戻ってもモノプリで売っていたくらいだから、ヨーロッパ人には馴染みがあるらしい。ブルーベリー味など色々なフレーバーも。
珍しいところではラムのハムたち。スモークやソーセージなど種類が豊富だ。
街のベーカリーを覗くのも旅の楽しみの一つ。
人気はシナモンロールのアイルランド版、スヌーズル。甘さもちょうど良くコーヒーに合う。
2023.08.29(火)
文・撮影=大坪千夏