ハワイ旅行といえば、これまではホテルやコンドミニアム、民泊が定番の宿泊スタイルでしたが、そこに新たな選択肢として「カプセルホテル」が登場しました。

 その先駆けとなるのが、アメリカ初進出となる「ファーストキャビン インターナショナル ハワイ」。日本でも人気のキャビンスタイルがワイキキの中心部で体験できるとあって、旅慣れたミレニアル世代や一人旅、コスパ重視の旅行者から注目を集めています。

 一方で、「せっかくのハワイだからこそ、贅沢に滞在を楽しみたい」という人には、王道リゾート「シェラトン・ワイキキ・ビーチリゾート」がおすすめ。ハワイらしい開放感に包まれながら、充実した施設で快適なステイが叶います。

 今回は、そんな対照的な魅力を持つ「ファーストキャビン ハワイ」と「シェラトン・ワイキキ」の2軒をご紹介。旅のスタイルに合わせて、あなたにぴったりの滞在先を見つけてみてください。


デイユース&シャワー利用OKのカプセルホテル

◆ファーストキャビン ハワイ

 日本でもおなじみのカプセルホテル「ファーストキャビン」が、ついにアメリカに初進出。ワイキキの中心部、カラカウア通り沿いに立つ「ワイキキ・ビジネス・プラザ」の14階にオープンしました。

 宿泊だけでなく時間貸しのデイユースにも対応しており、チェックイン前のシャワーや着替え、サーフィン前後の利用にも便利。デイユースにはシャワー利用プランもあり、ホテルチェックアウト後のフライト前にシャワーを浴びることができるので、最終日も有効活用できます。こうした利用ができる施設はワイキキでは貴重です。大型スーツケースに対応したロッカー(1回5ドル)もあるので、コインロッカーとして使う人も。

 客室は、プレミアムエコノミープラスキャビン(90室/1泊120ドル〜)、ビジネスクラスキャビン(9室/1泊165ドル〜)、ファーストクラスキャビン(4室/1泊195ドル〜)の3タイプ。プレミアムエコノミーはデイユースも可能で、1時間20ドル、3時間から利用できます。

 プレミアムエコノミーは、日本でもおなじみの2段式キャビン。幅134cm×奥行210cm、天井高105cmと立つことはできませんが、ロールスクリーンと内鍵が付いているので安心して過ごせます。また、男女別エリアと混合エリアがあり、それぞれ専用コードで入室する仕組みになっています。

 プレミアムエコノミーの広さは2.8平方メートル。ビジネスクラスの広さは2.5平方メートルですが、天井高が210cmあるので圧迫感が少なく、立つこともできます。

 ファーストクラスの広さは4.4平方メートルで、専用ラウンジ付き。窓からはワイキキビーチやダイヤモンドヘッドの絶景が楽しめます。

2025.08.03(日)
文・撮影=宮本紗絵