この記事の連載

 アウトドアといえば、やっぱりカレー! 市販のルーをじょうずにアレンジすると、アウトドアシーンでも作りやすく、本格的な味に仕上げられます。また、アウトドアスパイスはバーベキューのおともとして定番になり、スパイス使いを上達させたい人も多いはず。

 そこで、スパイス&カレーといえばの小宮山雄飛さんに、自家製アウトドアスパイスや、スパイスを使ったおつまみ、パパッとできる(だけどおいしい!)カレーなどを教えていただきます。

小宮山雄飛さん

ホフディランのVo&Key担当。ミュージシャンのかたわらグルメにも精通し、カレーレシピ本の出版や食のシーンでも活躍。

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カレーソースでバーベキューが盛り上がる

 はじめに教えてもらったのは、短時間でできるカレーソース。ごはんやバゲットにつけたり、収穫してグリルした野菜やお肉にかけたり、バーベキューシーンにあると大活躍するソースです。

 まずは材料から。

 にんにくやしょうがは生のものでも構いませんが、アウトドアならチューブタイプが便利です。ルウは市販のものを。ここにスパイスを加えて好みの味にしたり、数種類のルウをブレンドしたり、アレンジを加えるのもよいでしょう。市販のルウを使うと、スパイスから作るよりも失敗が少なく、手間がかかりません。

「トマトペーストは、1袋でトマト9個分を煮込んだ濃縮タイプ。ちょっと入れるだけでコクと深みがあり、長時間煮込んだような味わいになりますよ。ルウのおすすめはハウスのX-BLEND。単調でない、複雑なスパイスの味が気に入っています」(小宮山さん)

 このカレーソースの特徴は、煮込まないこと。材料を火にかけてから、5分ほどでできあがってしまうんです。

◆カレーソース

■材料(作りやすい分量)

・オリーブオイル:大さじ2
・玉ねぎ:1個
・にんにく(チューブ):適量
・しょうが(チューブ):適量
・カレールー(X-BLEND中辛):1/2パック
・ローリエ:1枚
・トマトペースト:1袋
・ミニトマト:10個
・バジル:適量

■作り方

(1)鍋にオリーブオイルと玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて中火にかけ、油がまわるまでさっと混ぜる。

(2)トマトペーストとローリエ、水を加えて、フタをして5分煮る。

(3)火を止めてルウを加え、ルウが溶けたらふたたび火をつける。

(4)最後にミニトマトを加え、トマトに火が通ったら完成!

 炒めず、煮込まずできる、シンプルだけど奥深い味わいのカレーソース。撮影中も、あっという間にできて、みんなびっくり。

2023.10.05(木)
文=吉川愛歩
写真=佐藤 亘
ヘアメイク=村上 綾
スタイリング=中井彩乃