アウトドアごはんのおともに準備したいのが、お酒。特に日本酒はアメリカでもブームになり、国内でもあらためて人気が高まってきています。お酒好きを公言する山田杏奈さんも、プライベートで日本酒をチョイスすることがあるそう。今回は、バーベキューやカレーなど、作ったお料理に合う日本酒を、熱燗DJつけたろうさんが選んでくれました。
熱燗DJつけたろうさん
日本酒に対する愛情を燗酒で表現する熱燗DJ。日本酒の温度帯、熟成、ペアリングなど様々な観点からアンダーグラウンドな燗酒の世界を探求。一流料理人とのペアリング、酒造公認のお燗番や燗酒レシピ、酒器やオリジナル酒のプロデュースなど、「日本酒」に関わる様々な活動を行う。
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乾杯はさっぱりスパークリングで
はじめの一杯は、和歌山県の平和酒造が造る「紀土」を使ったスパークリングカクテル。すっきりとしたやさしい味わいの日本酒で、日本酒ビギナーにも飲みやすい口あたりです。
おすすめは、トニックウォーターで割って、ライムを搾った日本酒カクテル。甘い香りのお酒にスッとした香りのライムが加わると、より爽快感が増します。
「香り穏やかでスッキリとした味わいのお酒をトニックウォーターで割って、カクテルとして仕上げると、びっくりするほど表情を変えてくれます。一般的に『辛口』と呼ばれるお酒であれば、おいしく仕上がります。バーベキューはもちろん、パーティーシーンでも活躍しますよ」(つけたろうさん)
「発酵した甘い香りと、ややフルーティーな味わいで、カクテルにするとすいすい飲めちゃいます。お酒っぽくないので、飲み過ぎに注意したいくらい! 日本酒デビューにもぴったりですね」(山田さん)
バーベキューとペアリングしたい冷たいどぶろく
ひときわ目をひく切り絵のラベルがかわいい日本酒は、滋賀県長浜市で造られている「ハッピー太郎醸造所」のどぶろく。ミントやレモングラスなどをブレンドしたフレッシュハーブティを仕込み水にしているとあって、ミントのすがすがしい風味がします。
「雑な言いかたをすると、どぶろくというのは白米ご飯と日本酒の中間にあるようなお酒なんです。焼肉にライス、最高ですよね。それであれば、お肉にどぶろくが合わないわけがない! 自明の理です(笑)。ライスを頬張る気分で、グイっとどぶろくを口に流し込んでみてください!」(つけたろうさん)
「甘酸っぱくて、とろんとしていて、まさにハーブティーという香りがします。すっきりしているので、味の濃いお肉にも合いそう」(山田さん)
2023.10.05(木)
文=吉川愛歩
写真=佐藤 亘
ヘアメイク=村上 綾
スタイリング=中井彩乃