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賢人おすすめ! 京都中華リスト9

 京都で生まれ育ち、中華大好き! な食のプロ4人に、普段からお気に入りのお店を教わりました。

◆【今出川】京都中華彩館 鳳舞楼

京都中華の祖のDNAを色濃く受け継ぐ名店

 京都中華の礎を築いた「鳳舞」高華吉氏の最後の弟子が営む、いわゆる“鳳舞系”。名物のからしそば「撈麺」はレタスを使うのが特徴で、みずみずしい歯ごたえ。

「大のからし好きの私。こちらのからしそばは上品な香りが心地いい」(小平さん)

「ヤキメシはここ! ご飯の粒がふっくらして全体を卵がコーティング」(ハリーさん)

京都中華彩館 鳳舞楼

所在地 京都市上京区仕丁町327-7
電話番号 080-9823-4249(予約専用)、075-555-5568
営業時間 11:30~14:00、17:00~21:00(20:00 L.O.)
定休日 火・水曜
https://houmairou.jp/

◆【河原町二条】広東料理 鳳泉

京都中華の真髄を求め行列必至の広東料理

 こちらも高華吉氏の「鳳舞」で修業を積んだ、“鳳舞系”。品のいい広東料理が揃い、昼夜を問わず行列が絶えない人気店。

「エビカシワソバ(からしそば)は風味のバランスがよくて好み」(小堀さん)

「透明感があって甘い酢豚餡を焼きめしにかけて食べるのが好き」(ハリーさん)

広東料理 鳳泉

所在地 京都市中京区清水町359 AXEビル1F
電話番号 075-241-6288
営業時間 11:30~14:30、17:00~20:00(19:00ごろL.O.)
定休日 月・火曜
https://kantonhosen.wixsite.com/hosen
※カード不可
●予約は開店時のみ可

◆【河原町綾小路】広東料理 芙蓉園

京都らしい優しい味わいを楽しむなら

 店主の父親は、高華吉氏の日本人初の弟子。中国食材が揃わない環境で、京都のさまざまな食材で代用を提案し、京都独特の中華の礎をつくった立役者だ。にんにくやしょうが、赤唐辛子は使わずに、出汁や旨みを重視した料理がなんとも京都らしい。先代のからしそばを復刻させるなど話題も多い。

「鳳凰蛋はほかにはないお料理。必ず注文します」(小平さん)

広東料理 芙蓉園

所在地 京都市下京区市之町240
電話番号 075-351-2249
営業時間  12:00~14:30、17:00~21:00(20:00 L.O.)
定休日 火・水曜
※カード不可

2023.09.22(金)
文=大嶋律子(Giraffe)、CREA編集部
写真=ハリー中西、前田隆汎

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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