ヨロン島のハイライトは沖に出現する幻のビーチ

 ここ数年、ビーチ好きの間でウワサになっているのが、“幻のビーチ”と呼ばれる“百合ヶ浜”。

 ヨロン島の東沖およそ1.5キロの海域に、春から夏にかけての大潮あたりの干潮時、海中から真っ白なサンドバンクが現れます。条件が揃うと、長さ200~300メートルにもなるとか。さらに絶好調だと1キロもの長さに!

 船の底から海底が覗けるグラスボトムボートで、百合ヶ浜へ向かいました。見渡す限りごくごく浅瀬が広がり、海底の砂紋に太陽光が差し込んで、ゆらゆら乱反射しています。移動だけでも、気分はパラダイスです。

 百合ヶ浜に上陸すると、そこはぐるり360度、ブルーキュラソーを流し込んだような海に囲まれます。ここはカリブ海!? 百合ヶ浜の砂には星砂が混じっていて、年齢の数だけ拾うと幸せになれるそうだけれど、そんな遠くの幸せよりも、目の前の絶品ビーチ。感激のあまり、砂の上を飛んで、跳ねて、大興奮です。

 ちなみに名前の由来は、砂がユリ(寄る)てできることから“ユリバマ”、さらに“百合のように白い”という意味合いも加わったそうです。

2023.09.14(木)
文・撮影=古関千恵子