太平洋と東シナ海を、同じ視界で見る！
国の天然記念物の荒木・中里遊歩道も、見ておきたいスポット。なにが貴重なのかというと、“隆起サンゴ礁上植物群落”、つまり波打ち際から標高20メートルの段丘まで隆起サンゴ礁が広がり、その間にイソマツやタブノキの群落など様々な植物が生息しているのです。これが学術的にとても貴重なのだとか。
約2～3キロ続く遊歩道は、ガジュマルの並木道や浸食された隆起サンゴ礁の造形美、まっすぐのびた水平線も見どころ。そして突端から見渡す海は、同じ海に見えながらも右が東シナ海、左が太平洋なのだとか!? 地元の人は島の西にあるこの遊歩道を“夕日の散歩道”と呼んでいるそうです。
喜界島で食べておきたい島御膳＆生産量日本一のゴマをお土産に
喜界島のごちそうを盛り合わせた“島御膳”が食べられるのは、「喰い処十兵衛」。薬草のボタンボウフウや紅芋などの天ぷらに、黒糖焼酎で炊いた豚肉、季節の島野菜に自家製のピーナツ豆腐、そしてデザートに紅芋と上新粉を練り上げた“もち天”がついたセットです。ボリュームも満点で、2,000円なり。要予約です。
喰い処十兵衛
所在地 鹿児島県大島郡喜界町湾445-7
電話番号 0997-65-3520
お土産を買うなら、その名も「喜界島おみやげセンターヨシカワ」。島の人も利用するスーパーマーケットの一角にお土産コーナーが。
マストバイなのが、ゴマ製品。実は喜界島、白ごまの生産量日本一なのです。夏から秋にかけての収穫時期になると、石垣にゴマの束をたてかけて天日干しする風景が見られる、セサミストリートが風物詩になっています。また、定番人気のいりゴマやすりゴマ、ゴマの美容オイルやお煎餅など、バリエーションもいろいろあります。
喜界島おみやげセンターヨシカワ
所在地 鹿児島県大島郡喜界町湾446-13
電話番号 0997-65-3211
2023.09.14(木)
文・撮影＝古関千恵子
