この記事の連載
#3 今っぽいラウンドボブは前髪のバランスが鍵
眉下ギリギリの長さの前髪が今っぽい、前上がりのボブ。面長の場合は前髪を厚めに作り、それ以外の人は薄めのシースルーバングにすれば、誰でも似合いやすい万能スタイルです。
なんてことないシンプルなボブに見えますが、やや前上がりのシルエットにし、後ろ下がりのグラデーションを入れることにより、丸みと奥行きのあるフォルムを作る、前髪の両端のみをやや長めにしてサイドに自然につなげ、正面から見た時に直角ラインにならず優しい印象に見えるようにするなど、随所に繊細なカットのこだわりが詰まっていて、その結果ナチュラルで今っぽいボブが完成しています。
ずっとロングだったけどそろそろ短くしたい、でもいきなりベリーショートは難しい……という人にオススメです。
似合うのはこんな人!
比較的どんな顔型・髪質でもOK。面長の場合は前髪を厚めに作り、長さは唇からあごの間に収める。それ以外の顔型の人は、前髪は薄めに作り、全体の長さをあご下くらいで気持ち長めにすると合わせやすい。
避けたほうがいいのはこんな人!
特にナシ。
オーダーのポイント
フロントに向けてやや前上がりのシルエットで、後ろ下がりのグラデーションを入れ、丸みと奥行きを出す。前髪は比較的奥から取り、幅は狭めに。前髪の両サイドのみを長めにして、サイドにつなげる。スタイリングは、ハンドブローで全体を乾かし、ストレートアイロンで毛先を整えて、その後オイルを全体にもみこむ。ナチュラルなツヤが大切なので、セルフケアではアウトバストリートメントが必須。紫外線が強くなる夏は、オイルよりクリーム系のトリートメントがオススメ。
カラーのポイント
全体に8~9レベルくらいのラベンダーアッシュを入れる。
このヘアスタイルを担当したのは…
PEEK-A-BOO AVEDA GINZA SIX
トップスタイリスト・関 直樹
今までの経験をいかし、お客様に喜んでいただけるヘアスタイルをつくり、安心、安全、シンプルを心掛け、お客様とのコミュニケーションを大切に、日々扱いやすく、みなさまから愛されるスタイルを提案いたします。
Instagram:@peekaboo_naoki_seki
2023.07.01(土)
文=斎藤真知子