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今年はキュッとコンパクトなマッシュショートや、クールな雰囲気のハンサムショートが人気です。また、ボブとともに共通しているのが、前髪アリが今っぽいという点。すだれではなく、ある程度ワイドだったり厚みのある前髪が増えてきています。
夏だからバッサリいきたい気もするけど、ちょっと勇気がいる、という人は、最近増えてきているシミュレーションアプリを利用して、カットする前に自分の顔でどんな雰囲気になるかを予習するのもオススメ。
定番人気のボブも、前髪の有無や厚み、全体のフォルム、前上がりにするか前下がりにするかなど、ちょっとした差で雰囲気がガラッと変わるので、自分に似合うボブを吟味して。
#1 爽やかタイトなマッシュショート
丸みを抑え、バックもキュッとタイトになるようカットした、軽やか、爽やかな大人のショートヘア。
すべてを同じレングスにすると丸さが出てくるので、髪表面は短い部分を作り、タイトなシルエットを強調しています。もみあげ部分も刈り上げるくらいの短さにカットし、コンパクトな印象に。
全体に落ち着いたブラウンベージュ系のカラーを入れることで、甘くて可愛い雰囲気ではなく、かつ子供っぽくもないショートスタイルを実現しています。
似合うのはこんな人!
卵型・面長の顔。比較的どんな髪質でもOK。特に少しクセのある髪の人に。
避けたほうがいいのはこんな人!
丸型・エラハリ型の顔。やわらかすぎる猫っ毛。クルクル巻くようなくせ毛。
オーダーのポイント
マッシュというと丸みを帯びたシルエットが多いけれど、このスタイルは全体がキュッとタイトなシルエットになるようにカットするのがコツ。そのためすべてを同じレングスにするのではなく、トップやバックにかけて、表面は短いレングス部分を作るのがポイント。スタイリングはワックスとオイルを混ぜたものを全体に塗布し、トップの毛をある程度立たせて動きをつける。
カラーのポイント
全体に8~9レベルくらいのブラウンベージュを入れる。
こちらはアレンジバージョン。おろした前髪は残しつつ、表面の毛を全体的にアイロンで巻き、ウエーブをつけるとアンニュイな雰囲気に。ワックスとオイルをミックスして全体につけ、動きを強調します。
前髪はあまり短くせず、おろしたときに、ちょうど眉下のラインくらいになるような長さにカットするのがコツ。カラーは、7レベルくらいの、明度低めのピンクブラウンを全体に。
このヘアスタイルを担当したのは…
PEEK-A-BOO AVEDA GINZA SIX
ヘアメイクアップスーパーバイザー&スタイリスト・木下美咲
ヘアとメイク両方を通してお客様に"似合う"を提案します。パーソナルカラー診断を行った似合わせカラーや似合わせメイクが得意。ぜひ、一緒にヘアメイクを楽しみましょう。
Instagram:@misaki_kinoshita
2023.07.01(土)
文=斎藤真知子