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夏に向けて、長さは大きく変えずにレイヤーを多めに入れて軽くしたい、という人が増えています。
ミディアムやロングも前髪アリスタイルの人気が高めなので、雰囲気を変えたい場合は前髪を作るのも手です。
また、数年間人気だったウエット質感の“濡れ髪”スタイリングからドライな質感に人気が移行中。とはいえ長さがあって、乾かしただけだとただパサついているだけに見える場合は、スタイリングの際、オイル単品でなくワックスと混ぜたりシーミストを混ぜたりして、ちょうどいいドライ感を出すのがオススメです。
#1 柔らかく揺れるウエーブを楽しむデジパーロング
デジタルパーマの柔らかくゆるいウエーブを楽しむ、ロングスタイル。顔周りに多めにレイヤーが入り、やや長めの前髪もゆるくウエーブが付いているので、髪を結んでも顔周りに動きが出て寂しくならず、ダウンにしているときもぺたんとしないので、ある程度ボリューム感が欲しい人に特にオススメです。
ウエーブをより出すコツは、乾かすときに、8割方乾いたあたりで毛先を指に巻きつけてねじりながら乾かしたり、ねじった状態で結んで寝ること。カラーもナシで地毛の黒を生かしているので、トライしやすいスタイルです。
オーダーのポイント
顔周りにレイヤーを多めに入れ、前髪は目にかかるくらいの長さにしてレイヤーとつなげる。全体に大きいウエーブのデジタルパーマをかける。通常のパーマよりデジタルパーマの方が、より柔らかい質感をより出しやすい。スタイリングは、全体を手ぐしで乾かし、ある程度乾いたら毛先を指に巻き付けてねじりながら乾かす。ワックスとオイルを混ぜて全体に塗布して完成。
似合うのはこんな人!
顔型、髪質は問わない。黒髪なので、ブルベ肌また色白の方が映える。
避けた方がいいのはこんな人!
パーマがかかりにくい硬い直毛。黄みが強いイエベ肌の場合は真っ黒ではなく、もう少しブラウンに寄せた方がベター。
このヘアスタイルを担当したのは…
PEEK-A-BOO AVEDA GINZA SIX
ヘアメイクアップスーパーバイザー&スタイリスト・木下美咲
ヘアとメイク両方を通してお客様に"似合う"を提案します。パーソナルカラー診断を行った似合わせカラーや似合わせメイクが得意。ぜひ、一緒にヘアメイクを楽しみましょう。
Instagram:@misaki_kinoshita
2023.07.03(月)
文=斎藤真知子