うちの子ベストショット④「ご飯は2つ、早い者勝ちな!」

――ちなみに原西さんは猫だけではなく、ネコ科全般がお好きだそうですね。

 ネコ科ならなんでもかわいいですね。僕、群れるのが好きじゃないんですよ。仕事が終わってから後輩を連れて飯行ったりするのは苦手で、早く家に帰って自分の落ち着くスペースにいたいと思うタイプなんですね。

 ネコ科の動物の、一定の距離を持って接しているところが好きなんです。昔は東武動物公園によく行ってたんですけど、大きくなった子供たちが(動物を見ても)はしゃがなくなって……これはあかん、家族サービスになってない。俺との温度差があると思って、家族では行かなくなりました。

 ほんまはユキヒョウとか見たいんですけどね。まぁ、ロケとかで行かせていただくことがあるので、その時は撮影の合間とか終わりで園内をぶらぶらしたりします。あと、家族で猫カフェにはよく行きますよ。3カ所くらいよく行くところがあって。

――ご自宅にも猫がいるのに?

 飼いたい種類の猫がいたりするのでね。ほんまはエキゾチックショートヘアっていう種類の猫を飼いたいんですけど、さすがに4匹は飼われへんから猫カフェに見に行ってます。

うちの子ベストショット⑤「オブジェ擬態してます!」

――では、原西さんにとって3匹の猫たちはどんな存在ですか?

 難しいなぁ……難しい。関係性でいうと、家族ではない。例えば子供は巣立っていくけど、猫は巣立っていかないじゃないですか。奥さんっていうのも違うし……わからない……うん、わからないですね。

 僕にとっては“猫ちゃん”っていう存在でしかないです。ほかに例えようがない。いや、扱いはもちろん家族です。だからこそ一緒にいるし、大事にもしたいんですけど、どういう関係なんかわからないというか。

 これは伝わりにくい例えかもしれないですけど、相方と同じなんです。相方って家族でもなければ友達でもないし、肉親でもない。相方としか言いようがないんです。仲いいんですかって聞かれるけど、いいわけがない! で、なんで仲よくないんですかって聞かれても、それは相方やからとしか答えられないんです。

――そういう距離感の人、ということですよね。

 はい。相方という存在を理解している人にしかわかってもらえない関係性なんですよね。それと同じで、猫ちゃんは僕にとって猫ちゃんでしかない。ほかに例えようがないですね。

 さっきも言ったように、子供が小さかった頃はあんまり触ってあげてなかったので、今後はたくさんなでてあげたい。なでられると気持ちよさそうな顔をするので、触れる回数をもっともっと増やしていきたい。何より3匹とも長生きしてほしいですね。

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原西孝幸(はらにし・たかゆき)

1971年3月5日生まれ。大阪府出身。1989年、相方の藤本敏史とFUJIWARAを結成。趣味は、釣り、フィギュア収集、ゴルフ、猫など。ギャグは自称1兆個ある。「プリキュア」シリーズのファンとしても知られる。

FUJIWARA公式YouTubeチャンネル「FUJIWARA超合キーン」
https://www.youtube.com/@fujiwara3843
YouTube「原西フィッシング倶楽部」
https://www.youtube.com/@user-cg3tf4yf4d

Column

お笑い芸人の“うちの子”紹介

今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い! と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。

2023.04.22(土)
文=高本亜紀
撮影=佐藤 亘
写真=原西孝幸