ネコ科動物の、一定の距離を持って接しているところが好き

 お笑い芸人さんに一緒に暮らすペットを紹介してもらう連載「お笑い芸人の“うちの子”紹介」。第25回はFUJIWARA・原西孝幸さん。

 ネコ科全般が大好きだという大の猫好き。現在はブリティッシュショートヘアのチョビ麿(オス・9歳)、スコティッシュフォールドのクリキントン(オス・5歳)、ベンガルの銀杏(オス・2歳)と暮らしています。

 現在のパートナーとの同棲生活で一緒に暮らしてから、猫が大好きになったという原西さん。子育てがひと段落した今、今まで以上に猫へ愛情を注ごうと決意しているそうです。

干渉し合わない距離感が心地よくて、猫っていいなと思うように

――元々、実家で犬を飼われていたそうですね。

 高校1年生の時、産まれたからもらってくれへん? みたいな感じで、おかんが1匹のマルチーズを譲り受けたんです。それまでザリガニとかカエルは飼ってましたけど、犬を飼ったのはその子が初めてでした。

 名前はチーズボーロ。マルチーズやから、そう名付けたんですかね? 由来はわからないですけど、可愛がってましたよ。

 うちは弟が1歳差なので、自分ができないことは弟もできないし、自分ができることは弟もできるようになるから世話しないといけない状況がなかった。本当は世話がしたかったけどできなかったというのもあって、犬に関しては(自ら買って出て)餌やりやトイレ、しつけなど全部、僕がやってました。

 やから、最初は家族の中で僕にいちばん懐いてたんですけど、犬って散歩に連れて行ってくれる人の順位が上がるので、僕が大人になってからはおかんにいちばん懐いてましたね。

――そこから、どういういきさつで猫が好きになったんですか?

 27~28歳の頃、当時付き合ってた今の奥さんと同棲みたいなんをし出した時、奥さんが飼ってた猫2匹を連れてきたんです。その時に飼ってたのはスコティッシュフォールドとロシアンブルーだったんですけど、この仕事って帰る時間が不規則じゃないですか。

 猫は散歩に行かなくてもいいですし、構って構ってっていう時間がない。もちろん帰ってくると玄関まで出てきてくれはしますけど、すぐ家の中に戻っていくじゃないですか。そういう干渉し合わない距離感が心地よくて、猫っていいなと思うようになったんですよね。

2023.04.22(土)
文=高本亜紀
撮影=佐藤 亘
写真=原西孝幸