この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「焦がしバターのキャベツ炒めのっけパン」


vol.232 錦糸卵のっけ鮭のちらし寿司

錦糸卵のっけ鮭のちらし寿司。
錦糸卵のっけ鮭のちらし寿司。

 3月3日はひな祭り。ひな祭りといえばちらし寿司。色んなちらし寿司がありますが、私のイチ押しは鮭のちらし寿司。今日はイクラやれんこん、絹さやものってますが、はっきりいって「酢めし」と「鮭」と「卵」があれば十分です。

 食べるときに海苔をちぎってのせると旨みマシマシです! 気軽に作りましょう~!

■材料(2~3人分)

・鮭(甘塩鮭):2切
・酒:大さじ1

A(錦糸卵)
・卵:1個
・砂糖、酒:各小さじ1

酢めし
・ごはん:2合分
・すし酢(酢大さじ3、砂糖大さじ2、塩小さじ1)
・白煎りごま:小さじ2

・酢ばす:6枚くらい
・イクラ:大さじ2くらい
・絹さや(茹で):4枚

■作り方

(1) 鮭は耐熱容器に入れ、酒をふりかけ、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600ワット)で3〜4分加熱して取り出し、水気を捨て、皮と骨を外してほぐす。

(2) ボウルに熱々のごはんを入れ、すし酢をふりかけ、しゃもじでさっくりと混ぜ、うちわなどで仰ぐ。白炒りごまと(1)を混ぜ、器に盛る。

(3) Aをしっかり混ぜ、卵焼き器で3回程度にわけて薄焼き卵を作り、細切りにして錦糸卵にし、(2)にのせる。

(4) 酢ばす、絹さや、イクラを飾る。

 鮭は鮭フレークを使っても。鮭フレークは塩分がやや強いので様子を見ながら混ぜてください。酢めしは必ず熱々のごはんで。仰ぐのはクリアファイルでも薄いまな板でも、何でもいいです。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.03.03(金)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔