この記事の連載
◆『思えば遠くにオブスクラ』靴下ぬぎ子
主人公はふらりと海外移住した女性カメラマン。火事で住居を失い、引っ越しを余儀なくされた彼女が次に住むと決めた場所はドイツで……。
「ドイツごはんはもちろん、限られた食材で再現する日本食がやたらと美味しそう！ エアコン普及率の低さや、自然治癒の国での風邪の治し方などドイツの生活文化も面白い」(菅原さん)
『思えば遠くにオブスクラ』靴下ぬぎ子
秋田書店 各880円 上下巻
菅原明子(すがわら・あきこ)さん
編集者
文藝春秋編集者。元「月刊エレガンスイブ」編集長。主な担当作に『ちひろさん』『凪のお暇』『酔うと化け物になる父がつらい』(すべて秋田書店)など。
◆『酒と恋には酔って然るべき』はるこ
32歳のOL松子はカップ酒で家呑みするほど大の日本酒好き。実在の日本酒も多数登場するほろ酔い恋日記。
「お酒の知識を気楽に面白く知ることができる上、大人のラブコメとしてもめちゃくちゃよくできており、オススメです」(永田さん)
『酒と恋には酔って然るべき』はるこ
秋田書店 各748円 既刊8巻
永田希(ながた・のぞみ)さん
著述家・書評家
アメリカ合衆国生まれ。書評サイト「Book News」を運営。「週刊金曜日」書評委員。「このマンガがすごい！」「現代詩手帖」「図書新聞」「HONS」などで執筆。
◆『Artiste』さもえど太郎
パリのレストランで働くジルベール。料理の腕前は一流、心は二流、気弱な料理人のお仕事青春ストーリー。
「グルメマンガとしてもいいですが、才能と孤独、人間関係の難しさと素晴らしさを描くマンガとしても素晴らしいと思います」(佐久間さん)
『Artiste』さもえど太郎
新潮社 682～748円 既刊8巻
佐久間宣行(さくま・のぶゆき)さん
テレビプロデューサー
話題の番組を数多く手がけ、各方面で活躍。著書に『佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』(ダイヤモンド社)。
CREA夜ふかしマンガ大賞
10位～1位までを発表！
2022.10.22(土)
Text＝Kaori Minetsuki
Photograph＝Masahiro Shimazaki
Food coordinate & styling＝Nobuko Nakayama
CREA 2022年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2022年秋号
「夜ふかしマンガ大賞」発表！
特別定価930円
「CREA」2022年秋号は「夜ふかしマンガ」特集です。慌ただしい日々を過ごしていると、眠りにつく前のひと時くらい、すべてを忘れてマンガの世界に没頭したくなりますよね。そこで、時代をあぶりだす社会派から、大人の胸キュン、話題の新人作品まで、ぜひ読んで欲しい名作を集めた「夜ふかしマンガ大賞」をお届けします！ 今年最注目の第一位は――!?
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