この記事の連載
CREA夜ふかしマンガ大賞に作品を推薦してくださった35名の皆さん。最愛の一作や読書スタイルとともに、マンガ愛に溢れた回答を6回に分けて紹介します。
» TaiTanさん[ラッパー]
» 玉置周啓さん[MONO NO AWARE]
» 田中香織さん[スピカワークス広報]
» 近西良昌さん[三省堂書店海老名店コミック担当]
» 書店員はなさん[TikTokクリエイター]
» つづ井さん[マンガ家]
TaiTanさん[ラッパー]
Q1:最愛の一作
『グラップラー刃牙』(板垣恵介/秋田書店)
何度読み返したことか。棺桶に入れてほしい、人生のバイブル。
Q2:マンガを読むスタイルは?
基本、紙を家で読みます。移動中は、アプリをみます。
Q3:夜ふかしマンガ大賞に推薦した作品とその理由
『フォビア』(原克玄 原作/ゴトウユキコ 作画 小学館)
「恐怖症のアンソロジー集」。ありそうでなかった切り口。どのエピソードも身に覚えがあるかもと錯覚しそうになるから、読後、尾を引く。あるいは、「恐怖」と「爆笑」はいつも表裏の位置にあることを自覚した筆運びもとても好み。
『アントロポセンの犬泥棒 川勝徳重短編劇画集成2021』(川勝徳重/リイド社)
マンガでしかありえない表現が好きだ。だから、音も匂いもしないのに、枠と紙幅の外側へと想像力を引きずり出してくれる作品に出くわすと、嬉しい。
『ボタボタ』(板垣巴留/日本文芸社)
解釈によっては切ないのに、画力の勢いで笑えてもしまう。
TaiTan(たいたん)
ラッパー
ヒップホップユニットDos Monosのラッパー。クリエイティブディレクターとしても活躍。「奇奇怪怪明解事典」初の展覧会『品品PINPIN』が渋谷PARCOで開催された(9/8~19)。
2022.12.13(火)
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)