この記事の連載

◆『鬱ごはん』施川ユウキ

食欲減退まちがいなしの異色作

 就職浪人生だが就職活動をしない鬱野たけしが、日々鬱々としながらひとりメシを食う。まったく美味しそうではなく、読むと食欲が失せるアンチグルメマンガ。ある意味自由に生きている鬱野の姿に目が離せない。

『鬱ごはん』施川ユウキ

秋田書店 各693円 既刊4巻

◆『ちいかわ』ナガノ

苦さを秘めた健気で尊い物語

 なんか小さくてかわいいやつ、通称「ちいかわ」たちが送るささやかな日常を描いた物語。楽しくほのぼの暮らす姿とシビアな世界観のギャップが話題に。連載するTwitterのフォロワー数は127万人と人気爆走中。

『ちいかわ』ナガノ

講談社 1,100~1,210円 既刊4巻

2022.10.22(土)
Text=Kaori Minetsuki
Photograph=Masahiro Shimazaki
Food coordinate & styling=Nobuko Nakayama

CREA 2022年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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「夜ふかしマンガ大賞」発表!

特別定価930円

「CREA」2022年秋号は「夜ふかしマンガ」特集です。慌ただしい日々を過ごしていると、眠りにつく前のひと時くらい、すべてを忘れてマンガの世界に没頭したくなりますよね。そこで、時代をあぶりだす社会派から、大人の胸キュン、話題の新人作品まで、ぜひ読んで欲しい名作を集めた「夜ふかしマンガ大賞」をお届けします! 今年最注目の第一位は――!?