【2022年9月】悟明老師が占う開運行動

 長引くコロナ禍や猛暑に加え、気持ちが落ち込むニュースも多く、明るい気分になりづらい……そんな今こそ、自ら幸運を呼び込もうとする前向きさが求められます。これからのひと月、その助けとなる開運グッズは、以下の3つです。

 1つ目は「元寶」。元寶とは、中国の元朝以降、貨幣代わりに使われていた銀塊のことで、舟形の上に丸いものを載せた形をしています。馬の蹄にも似ていることから、日本では馬蹄銀、または銀錠(ぎんじょう)などと呼ばれています。中華圏では、招財の風水アイテムとしておなじみで、大小さまざまなレプリカが手に入ります。

 今回は、10個の金色の小さめの元寶を用います。オフィスのデスクやサイドボードなど、よく目につく場所に円形に並べて飾りましょう。ここでイメージしてほしいのは“十全十美”。非の打ちどころのない完全無欠な様子を思い描き、物事がスムーズに運ぶようお願いしてください。

 2つ目は「ひょうたん」。中国語では「葫蘆(フールウ)」といい、「葫」の音が「福」に近いことから、縁起物として親しまれています。

 災いをはねのけ、幸運をもたらすほか、財をためこむ金庫の役割をするとも言われるひょうたんを身近に置いて、たくさんの幸を取り込んでください。できれば天然素材の小さめのものを用意して身に着けましょう。バッグのチャームとして活用してもOKです。

 3つ目は「紫水晶」。財をまねいたり、安定をもたらすとされる紫水晶。中華圏では、アメジスト・ドームと呼ばれる原石の置物を“金庫”の象徴とし、珍重しています。

 ここでは、手に入りやすい球体の紫水晶を5つ用います。大きさは問いません。飾る際は、紫水晶をサイコロの5の目のように、四隅と中央に配し“五福臨門”の形を作ります。すべての方面において望みが叶いますように、また人生を変えるキーパーソンに出会えますようにとお願いましょう。

 この時期、寺社にお参りをするなら、東または南の方角へ。心に真っ先に浮かぶ願い事を伝えてきてください。

悟明老師(ウーミン ラオシー)

「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
※鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)

Column

台湾発! 悟明老師が世界を占う

台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。

2022.08.30(火)
文=堀 由美子