骨から押さえるのがHIRO先生流!
「側頭筋は、顔のすべてのたるみに関係しているので、日々刺激して上に上げる意識を持つといいですよ」
メソッドはいくつかあるそうなのですが、今回は整骨意識を高めるためにも、「骨に絡めてアタックする」方法を教わりました。
「耳の後ろにある“側頭骨”を引っ張った状態で、側頭筋を引き上げましょう。こうすると、頬骨を押し込めるので、シュッとして立体的な小顔を目指せます」
では、行っていきましょう。
【側頭筋を上げるメソッド】
(1) 右手で左の側頭骨を押さえる。
(2) 左手で髪をかき上げるようにして、こめかみを引き上げる。
(3) こめかみ辺りから、左手のふくらみ部分(親指の付け根辺り)で側頭筋をゆっくりと押し上げる。このとき、側頭骨を押さえていた右手の指に力を入れて引っ張り、中に筋肉を入れるようにする。
(4) こめかみに左手のふくらみを当てた状態で、「ポニーテールの方向に」上下に10秒~30秒揺らす。
「上にかき上げる時は、まっすぐ上に上げるのではなく、斜め後ろ(=ポニーテールを作る場所の方向)に向かうイメージで行いましょう」
(5) 逆側も同じように行う。
このメソッドは、本当に顔が上がります!
最初のメソッドだけでもオススメですが、こちらは目周りのたるみにもアタックするのが、個人的には好印象。しかも「髪をかき上げる」「ポニーテールの方向に揺らす」というイメージがとてもわかりやすかったです。
皆さまもぜひ鏡を見ながら試してほしいのですが、手をまっすぐ上に上げていくよりも、かき上げるイメージで「斜め上」に持っていった方が、目の下のクマやほうれい線がキレイに取れる感じがしませんか? 私の場合は、取れるように見えました。しかも気持ちいいし、行いやすい!
行ったあとは、顔全体がシュッとしただけでなく、目の下のたるみも取れて、フレッシュ感が増したように感じました。
……今回ご紹介した2つのメソッドは、同時に行ってもいいですし、一つずつ、気が向いたときに行ってもOK。どちらも本当に手軽なので、気がついたときに行えば、速攻で顔がシャキッとしてきます。
先生によれば、どのメソッドも30秒程度行うのがオススメで、短かければ10秒でもいいので朝晩2回、毎日続けてほしいとのことです。
「大切なのは、毎日行って、セルフケアを習慣にすること。歯磨きのように、日々の生活の中に取り入れて、骨からの美人を目指してくださいね」
次回は、「目と眉を近づける方法」をご紹介します。こちらも、とても使えます!
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Column
にらさわあきこの日々是実践美容道
新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。
2022.08.28(日)
文・撮影=にらさわあきこ