頬の筋肉を刺激する
「口周りがたるんだり、ほうれい線が深くなったりするのは、マスク生活で顔の筋肉を使わないでいた影響も大きいです。そこで、休んでいる筋肉を動かせるように刺激してあげましょう」(HIRO先生、以下・同)
頬周りの筋肉は、上唇挙筋(じょうしんきょきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)の3つ。この3つを、3本の指で一気に刺激していきます。
【ほうれい線を取り、頬をキュッと引き上げるメソッド】
(1) まずは口をぎゅっと閉じて、唇を隠す。
「アイロンがけをするときをイメージしてほしいのですが、生地をしっかり押さえてないと、アイロンがきちんとかかりませんよね。それと同じで刺激したい筋肉に働きかけるには、片方を固定させるのが大事です。筋肉の起点となる口を閉じて、片方を固定させましょう」
(2) 指を3本、3つの位置にそっと置く。
「指を置く位置の目安は、唇の中心に時計を置いたとして、1時と1時半・2時の位置。逆側では、10時・10時半・11時の位置です」
(3) 筋肉の方向を意識して、筋肉ごとナナメ上下に優しく揺らす。
「皮膚を揺らすのでなく、皮膚の下の筋肉ごと揺らす意識で行いましょう」
10秒から30秒間程度行ったら、逆側も同様に行う。
行う時間は、本当に短くてOKで、「10秒以上行えば、十分です」とHIRO先生。
私は先生に教わりながら、30秒程度試したところ、頬がぽおっと温まり、プリッと上がるのを感じました。
とても簡単で行いやすいので、これなら、仕事に疲れた合間に行えそうだと思いました。
これだけでも、私の固まりきった頬は、かなり上がってきたのですが、今回はさらに側頭筋を刺激するメソッドも教わりました。
2022.08.28(日)
文・撮影=にらさわあきこ