ごはんは、熟練の技×福島の厳選食材
烏骨鶏の卵や肉、筍を食べて育った熊やジビエなど、宿の食事は四里四方(約16キロ四方)でとれる旬のものを厳選。
朝食も夜と同じ料理長が手がける。ミルキークイーンの発芽玄米や短黒牛の肉じゃがなど、目の覚める美味しさだ。
夕食に登場する料理長が打った蕎麦は十割なのに驚くほど細く、山の水でキンと冷やされ、この蕎麦のために通いたくなるほど忘れ難い味わい。
地元在来種の蕎麦の実を料理長自らが栽培し、石臼で挽いて打ち立てを提供。夏はトゥルトゥルのじゅん菜を合わせたり、極上のすだちをたっぷりのせた、かけ蕎麦などが味わえる。
2022.06.11(土)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Takashi Shimizu