ごはんは、熟練の技×福島の厳選食材
![夕食の凌ぎ・郡山産の鰻の小さな丼。川で泳がせた鰻は天然のような脂を蓄え、肝煮も絶品。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/f/1280wm/img_ef6182ab9ce7d59596e87b4c3372aa1c100604.jpg)
烏骨鶏の卵や肉、筍を食べて育った熊やジビエなど、宿の食事は四里四方(約16キロ四方)でとれる旬のものを厳選。
![地元の野菜をふんだんに使った朝食。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/0/1280wm/img_10af6ae8927411370db21c53ac5a1989110565.jpg)
朝食も夜と同じ料理長が手がける。ミルキークイーンの発芽玄米や短黒牛の肉じゃがなど、目の覚める美味しさだ。
![打ち立ての蕎麦が名物。打ち粉まで100%そば粉。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1280wm/img_4539e4b14c2620d7c1696c5d6623620f103654.jpg)
夕食に登場する料理長が打った蕎麦は十割なのに驚くほど細く、山の水でキンと冷やされ、この蕎麦のために通いたくなるほど忘れ難い味わい。
地元在来種の蕎麦の実を料理長自らが栽培し、石臼で挽いて打ち立てを提供。夏はトゥルトゥルのじゅん菜を合わせたり、極上のすだちをたっぷりのせた、かけ蕎麦などが味わえる。
2022.06.11(土)
Text=Kaori Minetsuki
Photographs=Takashi Shimizu
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。