■作り方

 まず、ポリ袋などにナッツを入れて、粗く砕いておきます。

 トマトはサッと洗って水気を拭きとり、乱切りにします。大きさがそろってないほうがこの和えものはおいしいんです。適当にザクザクいっちゃってください。あ、ヘタの下の硬いところは取り除いてくださいね。

 パクチーは3センチ幅に切り、ニンニクは皮をむいて粗みじんに切ります。

 ボウルなどに刻んだトマト、ナッツ、醤油、酢を入れてざっくり和えておきます。

※あとで熱いオイルをここに加えるので、必ず耐熱の容器でお願いします!

 フライパンにゴマ油を熱し、弱火にかけてニンニクを入れます。ニンニクから泡が立ってきたら20秒ぐらいさらに熱してください。

 ニンニクがほんのり茶色くなるぐらいで火を止めてくださいね。熱しすぎると焦げっぽくなってしまうので、ご注意を。

 さあ、オイルが熱いうちにボウルに加えていきましょう。

 パクチーを加えてさっくり和えたら、最後に塩をふって完成です。

 常温の野菜をホットオイルで和える、というのに最近ハマっています。冷たいサラダもおいしいんですけど、夏って冷たいドリンクをついつい飲み過ぎてしまうので、食べものにはちょっと気をつけようかな、と。クーラーで体も冷えがちですしね。

 これ、半熟玉子を一緒に和えてもおいしいんですよ。上級編になりますが、ピータンと白髪ねぎなんかを和えたらもう抜群のおつまみになります。

 ぜひぜひ、おためしください!

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。著書に『にっぽんのおにぎり』 (理論社)、『自炊力』 (光文社新書)など。現在オレンジページ、メトロミニッツ、ハフポストなどで連載中。料理家としても活動、企業へのレシピ提供などを定期的に行う。
http://hakuoatsushi.hatenablog.com/

Column

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料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?

2021.07.13(火)
文・撮影=白央篤司