料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?


 早いものでもう12月、2020年が過ぎようとしています。

 今年は新型コロナの影響で、家での料理を始めた、再開した、回数が多くなった……という声を本当によく聞きました。そこで今回はあえて魚を使ったレシピを提案してみたいんです。

 魚料理って、心理的なハードル高いんじゃないでしょうか? 私もそうでした。けっこう料理されていても「やったことない」「難しそう」「魚で食卓に上がるのは、お刺身ぐらい」という方、わりにいますね。

 けれど、切り身を使うと非常に便利かつ、手軽です。メインおかずを作る上で、魚の切り身ほどラクな食材もそうそうない、というのが私の持論。

 今回はレンジを使うので火も要らず、さらに包丁もほぼ使いません。主菜を考える上で、扱ったことのある素材が増えると、選択肢はより広がっていきます。「魚料理・はじめの一歩」にぜひともやってみてほしいレシピです。

2020.12.13(日)
文・撮影=白央篤司