新鮮なカーネーションはこう見分ける!

 まず大前提として、新鮮なカーネーションを選ぶこと。花もちがいいカーネーションだけあって、見た目だけでは新鮮なカーネーションか古いカーネーションかを見分けることは難しいのです。

 ポイントは、がくの部分。がくをつまんでみて、ぷにぷにと柔らかいものは鮮度が落ちている証拠です。

 触るのが難しければ、がくの色でも判断ができます。茶色っぽく色が悪くなっているものは避けましょう。

 またあまり知られていませんが、カーネーションにも香りがある品種が存在します。甘くスパイシーでエキゾチックな香りが特徴ですが、この香りは摘み取ってしまうと2~3日で消えてしまうため、香りがするカーネーションは摘み取って2~3日以内の新鮮なカーネーションということが分かります。

カーネーションを長持ちさせるコツ

 新鮮なカーネーションをお家に迎えたら、余分な葉を取り除きます。つぼみが付いているタイプのものは、咲かないつぼみを取り除きます。

 つぼみの先端を見て、すこし花が顔をのぞかせているものは咲きますが、完全な緑色の固いつぼみは咲きません。

 つぼみを咲かせようとしてエネルギーや水を消費してしまうので、咲かないつぼみは取り除きます。

 花瓶では、少し浅目の水に生けてあげましょう。葉が生えている節の部分が腐りやすいので、節のすぐ上で切り、節の部分が水につかないようにすると、水が汚れずに長持ちします。

 カーネーションを長持ちさせるコツを学んだところで、最後にお得に手に入れる方法をご紹介します。

2021.04.21(水)
文=佐藤俊輔