東西の美術に見る人物表現の多彩さ!
「いのりの四季─仏教美術の精華」
心落ち着く風景表現もいいが、インパクトある人物像も堪能したいとなればこちらの展示を。
京都・相国寺内にある承天閣美術館では『いのりの四季−仏教美術の精華』展を開催。左は出品作で、夢窓疎石の肖像画だ。鎌倉末期から室町初期を生きた禅僧で、作庭家として現在に名を残す。
「苔寺」として知られる西芳寺や天龍寺の庭園は彼の手になるもの。さすが当代一級の文化人、顔付きと表情に品格が漂う。
「いのりの四季─仏教美術の精華」
会場 相国寺承天閣美術館(京都・今出川)
会期 2020年11月1日(日)~2021年1月17日(日)
料金 一般 800円(税込)ほか
電話番号 075-241-0423
https://www.shokoku-ji.jp/
2020.10.27(火)
文=山内宏泰