消費税が上がる前に住宅を買ったほうがいいか気になる人は多いのではないでしょうか。消費税は2014年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げられる予定です。また、「住宅ローン減税」がいつまで受けられるのか気がかりな人も多いと思います。「住宅ローン減税」とは、住宅ローンを組んでマイホームを取得した人が一定の条件を満たす場合に税金の控除が受けられるという制度です(※)。この制度は今のところ今年末までの適用となっているため、適用されるうちに購入したいと考える人も少なくないでしょう。

 消費税の増税前に、また住宅ローン減税が適用されるうちに、住宅の購入をしたほうがいいのでしょうか? 頭金はないけど今年じゅうに急いで購入する場合と、頭金を貯めてから購入する場合と、どちらが有利なのか比較をしてみましょう。

※住宅ローン減税
 住宅ローンでマイホームを取得し、本年中に入居する場合、一定の条件を満たすと年末ローン残高の1%にあたる金額が10年間、所得税から控除されます。控除対象となるローン残高の上限が25年度は2000万円なので、20万円(1%)×10年間の最大200万円の税控除が受けられます。

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2013.02.24(日)