CREA世代はザルになりやすいという事実発覚
収入は増えてきたのに貯蓄は増えない……と嘆くCREA世代が多い。
無駄づかいが多い気はするけれど、お金の収支を見直すのも面倒臭い、というかできない……そんな金勘定できない“ザル”の皆様、朗報です! 簡単にさくっとできるお金の見直し術を伝授。
時間や知識がなくても、面倒臭がりでも貯められる、脱“ザル”テクを4回にわたり紹介します。今回は、ケータイライター小林誠さんによる通信費の節約テク。
» 第1回 「ザルこそお金は“短期”で考えて!!」
» 第2回 保険費の節約テク
» 第4回 クレジットカードの節約テク
“2カ月に1回は料金プランを見直すべし!!”
スマホへの乗り換えはもはや常識。通信ツールの複数持ちも増えてきて、通信費はうなぎのぼりに。でも通信費のプランって複雑でわからない!
通信費は使い方次第で安くなる!
“毎月高いな”と思っていても、仕事にもプライベートにもマストなだけに、見直しにくいのが携帯代。しかしちょっとしたテクニックだけで、ぐっとお得になる。
「契約年数の長い人は基本使用料が高いプランに入っている場合が多いので、使用状況に適した安いプランに変更する。できれば毎月見直したいが、少なくとも2カ月に1回はお忘れなく! 春と秋は新製品に合わせて新しい料金プランが発表されることも多いので、このタイミングでの見直しはマストです!」
とはいえ、料金プランを比較して変更するのは面倒なだけに、ここはプロにお任せするのが一番。
「お客様センターに電話すれば、どのプランが最適かを提案してくれる。プラン変更が翌月から適用されるよう、月の中旬までに電話を!」
携帯電話からスマホに乗りかえて料金が高くなるのには理由があった!
1. 通話代が高い
無料通話を含んだ段階制の料金プランがある携帯電話に比べ、スマホは無料通話なしの基本プランがほとんど。例えばドコモなら、携帯電話のLLバリュープランが実質30秒7.875円に対し、スマホは30秒21円もかかる。つまり通話が長い人ほど、料金がかさみやすいのがスマホなのだ!
2. パケット定額料が高い
スマホは、携帯電話に比べ、パケット定額料が高めに設定されている。ドコモの携帯電話なら月390~4410円のところ、スマホだと4935円かかる。とくに話題のLTE対応機種は通信費が高めなので注意。
3. スマホを分割で購入するとその分が月々の料金にプラスされる
月々の料金にプラスされるスマホの本体価格の相場は3万~7万円と高額なため、分割払いにする人が増加中。毎月の請求から大きく割り引いてくれる機種を選ぶのがおすすめ。また機種変更時に割引を受けるために加入した不要なオプションサービスに入ったままになっている場合も。
2013.02.01(金)
text:Junko Hayashida
illustrations:Curry Jigoku
photograph:Jun Suzuki