グッズの充実度が半端ない!
ハンカチですと、「ハンカチ(鳥達の詩)」がおすすめ。晩年は鳥の絵を多く描いていたという猪熊弦一郎。
草むらで休んでいる鳥や、魚をくわえる鳥など、どの鳥も表情豊かで、このハンカチを使って、帰宅してからじっくり鑑賞するのも面白いですね。
「風呂敷 馬」の絵柄は、丸亀市立中央図書館の壁画から抜き出したものだそう!
カーキに近いグリーンと、目の覚めるようなブルーの2色展開です。ギフトボックスに入れて贈り物にするのも素敵ですね。季節や贈る相手を選ばないデザインですので、どなたにも喜ばれそう。
「とても興味深い美術館でした。ご興味がありましたら是非!」と、感想を添えて贈ってみるのも一興です。
こちらの美術館のミュージアムショップ、興味深いのはクロスを切り売りしているところ。
猪熊弦一郎の図案を好きな長さだけ購入できるのです。「ということは……猪熊弦一郎のクロスを使って、自分のためにバッグとかブックカバーとか、ポーチも作ることができてしまうということ……?」
はい、その通り! 手芸好きのあなたにもぜひ知ってほしいミュージアムグッズです。
今回は布物を中心に紹介してみましたが、ポストカードもたくさんありますし、食器も文具も素敵なものばかり。あれもこれもと手に取っていくうちに、猪熊弦一郎作品の虜になっている自分に気づきます。
「Tシャツもおしゃれ。猪熊弦一郎ってスケッチからしてもう魅力的だな」「なんて可愛いの、このお猪口。全種類揃えたくなっちゃう。彼の描く動物のファンになっちゃう!」と、展示を見終えて、ミュージアムショップでお買い物をしている皆さんの声が聞こえてくるようです。
※価格はすべて税込みを表記しています。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)
所在地 香川県丸亀市浜町80-1
電話番号 0877-24-7755
開館時間 10:00~18:00(受付締切17:30)
料金 企画展は展覧会ごとに定める
常設展は一般 300円、大学生 200円
※高校生以下または18歳未満の方、丸亀市内在住の65歳以上の方、各種障害者手帳をお持ちの方(ご本人と同伴の介護者1名)は、展覧会の観覧料が無料
休館日 月曜(祝休日の場合はその直後の平日)、年末12月25日から31日、および臨時休館日
※展示替えのため2020年9月23日(水)~10月12日(月)まで休館となりますが、グッズはWEBショップでもご購入いただけます
https://www.mimoca.org/
大澤夏美(おおさわ なつみ)
ミュージアムグッズ愛好家。札幌市立大学でメディアデザインを学び、北海道大学大学院文学研究科にて博物館経営論の観点からミュージアムグッズを研究し修了。現在も全国各地のミュージアムグッズを追い求めている(収集は1,000点以上)。様々な媒体で、博物館経営論の見地からおすすめできるミュージアムグッズを紹介。ミュージアムグッズを通じて博物館の魅力を広める活動に邁進している。note:https://note.com/momonoke
日本全国
ミュージアムグッズの旅
2020.09.21(月)
文=大澤夏美
撮影=釜谷洋史
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