空港近くにあるホテルの 朝食ブッフェが美味!

 さて、格安航空会社のエアアジアをご存じでしょうか。マレーシア発の航空会社で、羽田とクアラルンプール間を格安料金(ときに往復5万円以下!)で結んでいます。

 そのエアアジアが経営するバジェットホテル「チューンホテルKLIA2」の朝食ブッフェが最高なんです!

 この日、朝食無しのプランで泊まっていた私ですが、たまたまレストランの前を通ったところ、おぉ! 炭火でパンを焼いているではないですか!

 その隣には、ロティ・チャナイの生地が用意してあり、お客さんが注文をすると、生地をのばすところから目の前で調理。アツアツ、サクサクの状態で食べられます。

 ブッフェ代金は20リンギット(宿泊者以外は26リンギット)。日本円にすると約600円で、日本のホテル朝食と比べると驚きの安さ。

 先のカヤトースト、ロティ・チャナイに加えて、ナシレマッ、お粥、麺料理もそろっています。

 あれこれ迷いながら、こんな感じで盛り付けてみました。

 ナシレマッは、ご飯の甘い香りとサンバルの甘辛さが絶妙で、ピーナッツと煮干しはカリカリ食感全開。

 炭火で焼いたトーストは香りがよく、カヤジャムとバターのあまじょっぱさが後を引く味。どれもエンドレスで食べられそうでした。

 出張中や時間の限られた滞在のときこそ、ホテルの朝食に注目。マレーシアらしさをぜひ楽しんでみてください。

マレーシアごはんの会 
古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもつ。近著は『マレーシア 地元で愛される名物食堂』(ダイヤモンド社)。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2020.02.08(土)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)