◆大倉集古館
[虎ノ門]

東洋の伝統美に浸りきってみる

 大実業家の大倉喜八郎が1917年に創設し、自身のコレクションを収めたのが同館。

 関東大震災で被災するも、建築家・建築史家の伊東忠太により陳列館が再建された。

 近年のリニューアルを経て2019年9月に再オープン。

 同じくリニューアルしたThe Okura Tokyoと敷地を共にするので、アプローチから内観までの趣は抜群。

 最良の環境で日本・東洋美術の奥深さに触れられる。

大倉集古館

所在地 東京都港区虎ノ門2-10-3
電話番号 03-5575-5711
開場時間 10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜 (祝日の場合は翌平日)
料金 一般 1,000円、特別展 1,300円
https://www.shukokan.org/


●今後の企画展
新春特集展示「能と吉祥 寿 -Kotohogi-」

会期 12月24日(火)~2020年1月26日(日)
料金 特別料金 500円
https://www.shukokan.org/exhibition/future.html

●Recommender
山内宏泰さん

ライター。主にアートや文学について執筆。近著に『写真を読む夜』(誠文堂新光社)、電子書籍『写すひと』(コルク)など。小誌にて「山内宏泰のこの1枚に会いたい!」連載中。

2019.12.07(土)
Text=Hiroyasu Yamauchi
Photographs=Atsushi Hashimoto, Norihiro Ueno〈SCAI THE BATHHOUSE〉

CREA 2020年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

秘密の東京。

CREA 2020年1月号

知っているようでまだ知らない
秘密の東京。

特別定価840円

東京は、世界でも有数の、秘密に溢れた街だと思います。見慣れた場所でも、ちょっと視点を変えれば新しい発見がある。通り過ぎてしまっているものに目を向ければ、そこにはストーリーがあります。食、建築、カルチャーなど、今回は、そんな東京の魅力を掘り下げて取材。知っているようで知らない東京に出会えます。