東京のあちらこちらでよく目を凝らすと、何やら不思議な入口が。
実はこれらの入口は、どれもディープなアートの世界へつながっているのだとか……。
ライターの山内宏泰さんに、東京にある“入口が不思議な”美術館をお伺いしました。
◆東京ステーションギャラリー
[丸の内]
東京駅直結でいきなり異空間へ

東京駅丸の内北口の改札を抜けて、右手へ徒歩10秒。さりげないエントランスが見えたらそこが同館だ。
駅近にもほどがあるし、無数の人が行き交う日常的な光景の極致からいきなり展示空間という非日常へと、これほど劇的な変化が楽しめるのも、ここならでは。
東京駅の構造を成す鉄骨や赤煉瓦も見える展示室内では、個性的な近現代美術の企画に加え、ときに鉄道関連の展示も。

東京ステーションギャラリー
所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1
電話番号 03-3212-2485
開場時間 10:00~18:00、金曜 10:00~20:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜
料金 展覧会ごとに異なる
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
●開催中の企画展
「坂田一男 捲土重来」
会期 開催中~2020年1月26日(日)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201912_sakata.html
2019.12.07(土)
Text=Hiroyasu Yamauchi
Photographs=Atsushi Hashimoto, Norihiro Ueno〈SCAI THE BATHHOUSE〉
CREA 2020年1月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。