愛らしいビーチタウンは
童話の世界から抜け出たよう

 キャノンビーチの楽しみには、愛らしいビーチタウンもセットで付いてきます。

 長さ800メートルほどの、歩いて回れる小さな町に、壁一面を板張りにした家(“シングルズ”というのだそう)が軒を連ねています。どの家も花や緑が飾られ、童話の世界から抜け出たよう。

 ブリュワリーやシーフードレストラン、キャンディショップやアートギャラリーなど、街歩きも楽しみ。

 アートギャラリーは12軒以上もあり、北西部きってのアートタウンでもあります。人口1,700人の町ながら、年間75万人も観光客が訪れるそうです。

 パブリックビーチへ出ると、そこは凧あげをする家族連れや、犬の散歩をしている人、ビーチでのんびりする人など、かなりの賑わい。

 キャノンビーチの沖では、冬は子育てのためにメキシコへ南下し、春にはアラスカへ戻るコククジラの姿がウォッチングできるとか。

 まずはエコラ州立公園へ渋滞にはまることなく駐車して、高台からキャノンビーチを見下ろし、ダウンタウンで街歩きをしながらビーチから奇岩を見上げる。

 時間帯も、堪能のし方も、入念にコースを組んでくれたチャドさん&愛さんに感謝です!

キャノンビーチ

●アクセス ポートランド国際空港から車で1時間40分~2時間
●おすすめステイ先 エースホテル ポートランド
https://www.acehotel.com/portland/

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2019.07.13(土)
文・撮影=古関千恵子