○豆と押し麦の
 スパイスマリネ

■材料(つくりやすい量)

・小豆:50g
・押し麦:50g
・きんかん:4〜6個
・塩:小さじ2
・オリーブオイル:大さじ2
・レモン汁:大さじ1
・シナモン:少々

■つくり方

(1) 小鍋に湯を沸かし、塩を入れて弱火にして小豆を入れて25分ほどゆでる。さらに押し麦を入れて7分ほどゆでる。

(2) (1)をザルにあげてよく水気を切ってボウルに入れる。4等分に切って種を取り除いたきんかんとオリーブオイルを加えて全体に馴染ませ、レモン汁とシナモン、塩少々(分量外)を加えて味をととのえる。

ポイント01

小豆は浸水しないですぐに調理に使えるので、ストックしておくと便利な豆。この小豆と押し麦をショートパスタ感覚で塩ゆでします。一緒の鍋で時間差でゆでれば、時短できるだけでなく、鍋もひとつで済むのでスマート。反対に別々にゆでると、押し麦の白さをキープできるので、出来上がりのコントラストがついてより美しい色合いに。その時々の状況を見て、一緒にゆでたり、別々にゆでたりを使い分けて。


ポイント02

シナモンだけでなく、カレー粉やガラムマサラ、カルダモンなどのカレーで活躍するようなスパイスや、山椒や花山椒、五香粉など、スパイスを足し算して味つけするのもおすすめです。

マツーラユタカ(つむぎや)

物書き料理家。金子健一とともにフードユニット「つむぎや」として活動。“食を通して人と人、満ち足りたココロをつむいでいく”をモットーに、書籍や雑誌、イベントなどで創作和食を提案。地元である山形県鶴岡市など、ご縁ができた土地の風を運ぶ活動にも力を入れている。最新刊「お昼が一番楽しみになるお弁当」(すばる舎)が好評発売中。

Column

マツーラユタカの
がんばらないマイ弁当

自分のためのお弁当だから、人目を気にせず、気の向くままに。好きなものだけを詰め込んだっていいし、おかず2品だってもちろんOK! もっと自由に、もっと楽ちんに。つむぎやのマツーラユタカさんが、気軽に作れるお弁当レシピを考案してくれました。

2019.04.15(月)
文=マツーラユタカ(つむぎや)
撮影=平松市聖