穀物や野菜を中心とした食事法、マクロビオティック。この連載では旬の食材を使った簡単マクロビレシピを紹介します。
オールベジとは思えないしっかりしたおいしさと食べごたえは、週末のブランチや友人の集まるパーティレシピにもぴったり。ストイックになりすぎない「ゆるマクロビ」をはじめましょう。
◆「春野菜」の
マクロビレシピ
春野菜のせいろ蒸し
今回から4回にわたり基本の中華風ピリ辛ごまソースを作り、そのバリエーションレシピをお伝えします。
まずは新玉ねぎ、新じゃが、春キャベツを手軽に美味しくいただける温野菜からご紹介します。せいろで蒸し上げるだけのシンプルなお料理ですが、野菜の火の通りを考えて作ることがポイントです。
ピリ辛ごまソースは豆板醤と芝麻醤(白練りごまや、ごまペーストでも良い)で作る、ごまのクリーミーなコクににんにくと生姜が加わった、パンチのあるソース。野菜の甘みを際立たせてくれるので飽きずにたくさん食べることができますよ。
野菜不足が気になるときに一品加えてみてはいかがでしょうか?
玉ねぎはマクロビ的に、地上野菜で丸い形をしていることから、中庸(陰と陽の中間)のエネルギーを持つと考えられ、バランスの良い食材の一つです。
独特の刺激的な香りの辛み成分に抗酸化作用があり、老化や様々な病気の原因となる活性酸素を取り除き、生活習慣病を予防する働きがあると言われています。
また免疫力を高める働きもあることからアレルギーの改善効果もあると言われていますので花粉症対策にも良いでしょう。
2019.03.12(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平