弾丸ツアーでも
一気に飲めて食べられるフェス

 新旧文化注目のセントラルだが、グルメにはたまらない「ワイン&ダイン・フェスティバル」をご紹介。

 世界各国のワインをメインに、さまざまなお酒と食のブースが450以上もが集まり、10月下旬に開催されるものだ。今年で10周年を迎えたこのフェスは地元香港グルメにも人気で、年々スケールアップしている。

 特設の「グランド・ワイン・パビリオン」にはワイン評価で有名なパーカーポイント88点以上のワインがずらりと揃う。

 なんと最高額3,600香港ドル(約54,000円)! いちばん安くて900香港ドル(約13,500円)というヴィンテージワインが試飲できるのだ。

 さらには、海外のミシュランのスターシェフ5名と香港スターシェフ2名のコラボによる8コースのテイスティングメニューが食べられる。

 料理にはソムリエがペアリングした至高のワインが供され、たとえ弾丸で香港に行ったとしても、5軒のミシュランスター・レストランの味を堪能できるというもの。

 今年は「マンダリン オリエンタル 香港」から、世界的シェフのピエール・ガニェール。シンガポールの「四川飯店」から陳健太郎シェフも招待された。

 ちなみに陳シェフの料理は「牛肉のマッシュルーム添え四川ソース」で、アルザックのワインをペアリングして2品めに登場。この後もなんとも贅沢な宴がつづいた。

CCB(Asia)香港ワイン&ダイン・フェスティバル

会場 香港島 セントラル・ハーバーフロント・イベントスペース&タマール公園
所在地 Central, Herbourfront, Event Space & Tamar Park, Hong Kong Island

【日本での問い合わせ先】
香港政府観光局

http://www.DiscoverHongKong.com/

 追加情報として、ビクトリア・ハーバーを挟んでこのワイン&ダイン・フェスティバル会場の対岸にあるマルコポーロホテルの最上階では、毎年10月下旬から4週間ほど「ジャーマン・ビアフェスタ」を開催している。

 こちらは香港に出現する南ドイツのビアホールといった雰囲気が楽しめるので、出かけてみるのも楽しい。

マルコポーロ ジャーマン・ビアフェスタ

会場 Marco Polo Hongkong Hotel, Harbour City, Tsim Sha Tsui, Kowloon 
https://www.gbfhk.com/

香港ならやっぱり
キャセイパシフィック航空

 香港の場合、週末を利用した弾丸旅行がかなうので嬉しい限りなのだが、やはり日本〜香港間を6都市7空港から結ぶキャセイパシフィックグループのフライトが圧倒的に便利。

 12月から3月の終わりまで徳島線も飛ぶので、四国の人もさらに香港へ行きやすくなる。

 もうひとつこの航空会社でおすすめするのが、航空券とホテルをセットした「ダイナミックパッケージ」だ(旅行企画・実施はキャセイホリデージャパン)。

 なんといっても選択できるホテルのリストが質量ともに抜群で、贅沢をしようと思えばペニンシュラやマンダリンを選ぶこともでき、出発の1時間前まで予約可能なので思いついたら速攻で出かけられる。

 “ラグジュアリー”な旅を考えているなら、ビジネスクラスの旅も超おすすめ。フライト中の快適さだけでなく、キャセイパシフィック航空のラウンジの素晴らしさは定評のあるところなので、一度は体験してみて欲しい。

 機内だけでないラグジュアリーな時間は、ワンランク上の旅の時間を味わわせてくれる。

 なお、2018年12月20日(木)まで「大人のテーマパーク 香港」キャンペーン中で、キャセイパシフィック航空のウェブサイトから香港往復航空券または香港行きの「フライト+ホテル」を購入すると、香港でのアトラクションやショッピングの割引特典が受けられる。

【取材協力】
キャセイパシフィック航空

https://www.cathaypacific.co.jp/

大沢さつき(おおさわ さつき)

大好きなホテル:LAPA PALACE@リスボン
大好きなレストラン:TORRE DEL SARACINO@ソレント
感動した旅:フィリピンのパラワン島ボートダイビング、ボツワナのサファリクルーズ、ムーティ指揮カラヤン没後10周年追悼ヴェルディ「レクイエム」@ウィーン楽友協会
今行きたい場所:ナミブ砂漠
ブログ https://tabi-travell.com/

Column

トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート

大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!

2018.11.26(月)
文・撮影=大沢さつき
コーディネート=甲斐美也子(p.2)