初出演映画公開に続き
CDデビュー

――「いちごみるく」担当の「M!LK」として、俳優活動と同時に初めての歌やダンスをやられるのは大変ではなかったですか?

 事務所に入ったときに、「歌もお芝居もマルチにやりたい」と言っていたので、M!LKのお話が来たときは嬉しかったんです。今、「歌かお芝居、どちらか選べ」と言われたら、「どっちもやめます」と言えるぐらい、どちらの活動も楽しいですし。ちなみに、事務所の方がピンク色の服を着ていた僕を見て、イメージカラーが「いちごみるく」になっただけで、別に僕がいちご好きだったわけではありません(笑)。

15年になり、2月に『くちびるに歌を』が公開、翌3月には『コーヒーが飲めません』でCDデビュー。当時の心境や『くちびるに歌を』以降、俳優業をセーブされていた理由を教えてください。

 正直な話、メンバーに入って、すぐにCDデビューが決まったので、「念願の!」という感覚はなくて、どちらかというと戸惑いや、「頑張らなきゃいけない」と思う方が大きかったですね。愛知に住んでいると、なかなかオーディションの話もいただけないですし、高校3年生のときは、東京の大学を受験したいと思っていたので、半年間、M!LKの活動自体も休業していたんです。だから、お芝居のお仕事は、東京に出てきてから本格的に始めるという考えでした。

2018.08.01(水)
文=くれい響
撮影=松本輝一
ヘアメイク=中島愛貴(ラフテル)
スタイリスト=伊藤省吾(シトル)