「読んで!」の声に押し切られて

 私の手にあるフラッギーの絵本を見たクラスメートたちが

「フラッギー、私も好き!」

「早く読んで~」

「私もこの本を持っているわ」

入園直後、担任の先生にどんな絵本を読み聞かせたら? と相談したら、真っ先にオススメされたのがFroggyシリーズでした。どのお話にも、必ず誰かが「Frrooggyy」と叫ぶシーンが出てきます。シャイな長男は恥ずかしくてクラスメートに「Hello」すら言えない時期がありました。そんな時でも、思わず皆と一緒に叫んじゃったぐらい大好きなシーンです

 と、わらわらと集まってきました。クラスメート数人にも読み聞かせないといけない雰囲気……。昔、ホームステイをしたとき、幼稚園児がいる家庭に滞在した友達が「小さい子ほど、正確な発音じゃないと駄目みたい。私とママの会話を聞いて、ママが日本語を話せると思っていたの」と言っていたのがフラッシュバックして、青ざめてしまいました。「私のベタベタな日本人英語で通じるの?」とドキドキしつつも、読み聞かせをスタート。発音があやふやな単語があったものの、イラストの助けもあってか、笑ってくれて! ママやパパがFRROOGGYYと呼ぶシーンになると、皆が「フラーーギーー」と大合唱。しかし、これに懲りて、きちんと予習をしようと誓いました。

 子供にネイティブの発音を、と思い絵本とセット売りしていた読み聞かせ用のCDを活用して、少し特訓。恐竜好きの長男が喜んだ『How Do Dinosaurs Say Good Night?』とコブタのわがままに笑ってしまう『IF YOU GIVE A PIG A PARTY』などを携えて、翌月のRead with your childへ。この日、数人いたママたちは、一冊読んだらさくっと帰ってしまい、途中から保護者は私一人になってしまいました。すると先生が「じゃあ、玲子に読んで貰おう!」と、クラス全員の前で読むことになっちゃいました。ひょーと思いつつも、予習しておいて良かったとホッ。今のところ、こんなに大勢に読んだのは、この時のみですが。

Column

NYで子育てしてみました!

息子の幼稚園はマンハッタンのど真ん中! 英語はかたこと、さて……。ほんわかNY子育て記

2012.08.14(火)