フワフワの皮で包まれた絶品BAKマン

 漢方スープを中の餡に混ぜたオリジナルの肉まん「BAKマン」。うまーい! ほのかな漢方の香りが、肉のうま味にぴったりマッチし、驚くほど違和感がない仕上がりです。

「BAKマン」(手前中央) 180円。ちょい辛タイプの「BAK辛マン」もある。店の外でも販売しているので、十条商店街の食べ歩きメニューとしても人気。
皮からすべて手作り。マレーシアに逆輸入したら人気になりそう~!

 もうひとつはバクテーラーメン。最近、現地のスーパーでよく見かけるインスタントの袋麺「肉骨茶麺」を使ったもので、熱々のバクテースープでツルツルの麺をすすれば、これはなかなかいい!

麺は袋麺のものだが、スープはお店のものを使用。にんにくが丸ごと1個サービスで入っている。このにんにくをスープに溶かしたり、卓上にある生にんにくや青唐辛子を加えたりと、味を変化させて食べるのがおすすめ。

 また、夜は居酒屋としても人気で、煮込んだ豚肉を香ばしく焼いた「炙りショルダー」や「炙り豚足」、さらには「味噌味のバクテー」など、酒好きの心をくすぐるメニューも多くそろっています。

「ときどきバクテーのスープだけ下さい!と駆け込んでいらっしゃるお客様がいます。バクテーを飲めば元気になるので、お疲れのときはぜひ当店に!」と店の大将、橋本さん。
おまけの情報。店の外では佐藤さんが仕入れたマレーシアの駄菓子やドライフルーツを販売。人気はスナック菓子のポポとイチジクのドライフルーツ。
1階はカウンター席とテーブル席。2階は15人以上で貸切可。宴会利用も多く「おまかせ放置・飲み放題プラン120分」2,800円(6名以上)が人気。

 バクテーを提供している店は日本でもじわじわ増えていますが、ここまでバクテー愛を感じる店はないかも。今後、フランチャイズ展開を予定しているそうなので、いつか日本全国で、気軽にバクテーが食べられる日が来るといいな~!

A1肉骨茶(エーワン・バクテー)
所在地 東京都北区上十条2-30-9 青木ビル
電話番号 03-6325-7789
営業時間 月・水・木・日曜 11:00~23:00(L.O. 22:30)、金・土曜 ~23:30(L.O. 23:00)
定休日 火曜(貸切予約の場合は営業)
アクセス JR十条駅から徒歩1分
https://www.bakuteh.jp/

マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)
「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編、『ナシレマッ!』(Malaysia Gohan kai)を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2018.06.06(水)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)