ブルターニュの魚介が絶品!
「ブルターニュ産 いちょう蟹の共和え」。渡り蟹に似た身質の蟹とその蟹味噌の和え物で酒が進む。
「ブルターニュ産 黒鯛の焼霜造り」。やはり海が違うと同じ黒鯛でも日本とは違う。食感がしなやかながら、たくましさも感じる。そのたくましさに合わせた。焼き霜というやり方が合う。
「スペイン産天然鮪のトロとイタリア産オシェトラキャビア」。叩いたマグロにキャビアを載せた姿が美しい。マグロは、食感がしなやかで色っぽい。
「スペイン産牡丹海老とブルターニュ産の雲丹」。地中海のガンマヌメリィティアネという海老とアイスランド産のウニとの出会いは、日本では味わえない執拗な色気のようなものがあって、酒を呼ぶ。
「ブルターニュ産ひめじ鯛の松笠焼きとシトロンキャビア」。日本のひめじ鯛と異なり、身質がしっかりとしてほの甘い。
「ブルターニュ産エイの頬肉とフランス産セップ茸の餡掛け」。素晴らしい、コラーゲンに富んだエイの頬肉と、香ばしいセップ茸の組み合わせは、食材だけを見ればフランス料理だが、立派な日本料理になっている。
2018.06.01(金)
文・撮影=マッキー牧元