パリのグルメシーンはいつだって新しいニュースがある。進化系のビストロやブラッスリーなど、心が弾む一軒が次々と登場。さあ、新たな美味しさを堪能するために、花の都へと出かけよう!

» 第1回 パリの“今”を味わうならこの場所! 「ラザール」
» 第2回 大注目の1号店がパリに上陸! 「ビュヴェット」
» 第3回 大好評につき2号店をオープンしました 「カイユボット」

Les Enfants Rouges (レ・ザンファン・ルージュ)

すっきりとしたインテリア。フロア担当は奥さまの朋子さん。

フランス人も唸らせる気骨あるビストロ料理

ランチは、前菜+メインまたはメイン+デザートの2皿で30ユーロ、3皿で35ユーロ、ディナーは3皿で38ユーロ。
写真は、仔鴨胸肉のロースト。

 定評あるレストランガイド「ルベイ」のビストロ版で、今年度のベスト・ビストロに選ばれたこちらのお店。オーナーシェフは篠塚大さん。行列ができる有名店、ラヴァン・コントワールでシェフの右腕として活躍してきた人物だ。ビオレストランが人気を集める北マレ地区で、食べ応えあるビストロ料理を作り、連日パリじゅうから食いしん坊が集まっている。

左:半熟卵とリ・ド・ヴォーのソテー、キノコの前菜。コブミカンがアクセント。
右:卵の前菜を手に「俺の料理って感じがする」と笑う篠塚シェフ。

撮影=吉田タイスケ
文=川村明子
構成=矢野詔次郎