一度見たら忘れないルックスとヘアスタイルで、ドラマや映画で活躍中の加藤諒。第1回に引き続き、バラエティー番組では得意のダンスを披露するなど多彩な才能を持つ彼の17年のキャリアを振り返る、第2回。

デビューから一貫したキャラへの想い

――2015年にバラエティー番組「今夜くらべてみました」で一躍注目を浴びた加藤さんですが、その直前にはドラマ「学校のカイダン」にも出演されていました。

 8歳も年下の広瀬すずちゃんなど、周りは十代ばかりだったんですが、僕は25歳で、高校生役をやらせてもらいました。オーディションで採っていただいて、とても有難かったですけれど、あれから2年経った今も、ドラマ「僕たちがやりました」で高校生をやらせてもらっているんです(笑)。今では警察官や教師役もやらせていただけるようになったんですが、年齢不詳感もあるようなので、お話をいただけるかぎり、学生役はやっていこうと思います。

――10歳のときに出演した「あっぱれさんま大先生」のときから一貫したキャラクターであることに関して、どのように思われていますか?

 変える必要性があるのか? というか、変わった方がいいんですかね(笑)。僕は小さい頃、イジメられっ子だったんですが、そのイジメの要因となっているオネエみたいなところが、エンターテイメントの世界では面白いモノとして求められるんですよね。つまり、自分の居場所なんです。だから、それを求められるかぎり、その方法でいいんじゃないかと思うんです。でも、求められなくなったら、変えるのもおかしな話ですし。これが自分なので。

2017.10.06(金)
文=くれい響
撮影=平松市聖