クールなイメージを壊したい

――最近はクールな役が多いこともあってか、葉山さん本人とギャップが大きいと言われることがありますよね?

 クールとか、怖い人と思われがちなんですけれど、実際の僕は『きょうのキラ君』(17年2月公開予定)で演じた矢部のように、かなり自然体なんですよ。だから、まずはそのイメージを壊したいですね。スゴくキラキラしたイケメンをやるのもいいですね! 壁ドンも、顎クイも、どんどんやらせてください(笑)。

葉山奨之(はやま・しょうの)
1995年12月19日生まれ。大阪府出身。中学3年のとき、事務所主催のオーディションを受け、11年にドラマ「鈴木先生」でデビュー。ヒロインの弟・一徹役を演じたNHK朝ドラ「まれ」、主演映画『夏ノ日、君ノ声』など、ドラマ、映画、CMなどで活躍。

『アズミ・ハルコは行方不明』
郊外のある街から、独身OLの安曇春子(蒼井優)が突然姿を消した。街中に貼られたハルコの行方不明ポスターとともに、それをモチーフにした学(葉山奨之)らによるグラフィティアートが拡散されていく。さらに、男性を無差別に襲う女子高生集団が現れる。“アラサー、ハタチ、女子高生”の3世代の女性たちの生きる姿を浮き彫りにする青春映画!
(C)2016「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
2016年12月3日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国にて公開中
http://azumiharuko.com/

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2016.12.09(金)
文=くれい響
撮影=深野未季