1970年代に人気を博したアニメを、最新VFXを駆使して実写化した『ガッチャマン』で、“みみずくの竜”を演じる鈴木亮平。今春公開の主演作『HK/変態仮面』で大胆に披露した肉体美も話題を呼んだ彼のキャリアを振り返る。

役者になりたいという一心で突撃営業

――モデルから役者に転身された鈴木さんですが、この業界に入られたきっかけは?

 大学(東京外国語大学)で東京に出てきたんですが、それもプロの役者を目指すうえでの上京だったんですよ。それで50社ぐらい、いろんな事務所に突撃営業をかけたんですが、どこも取ってくれなくて……。そのなかで一社だけ、「君は身長があるので、モデルからやってみては?」と、モデル事務所を紹介してくれたところがあったんです。モデルとして一年ぐらい経験を積んだ頃に、その事務所が(今の事務所)ホリプロと提携することになり、役者の道に入っていくことになったんです。

――つまり、子供の頃から役者に憧れていたということですか?

 子供の頃から映画館で映画を見るのが好きだったんです。最初の入り口は、ジャッキー・チェンだったり、シルベスター・スタローンだったり、アーノルド・シュワルツェネッガーだったり、いかにも男の子が好きな俳優さん。彼らにどこか刺激を受けていましたが、特にアクション俳優とは考えていませんでした。ただ海外で役者として活躍できればという憧れは育まれていて、高校のときに「本格的に役者をやりたいんだったら、いろんな言語をしっかり勉強したい」という気持ちもあり、外語大を受験しました。

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2013.08.16(金)
text:Hibiki Kurei
photographs:Hirofumi Kamaya