鰹節クラッカーやきな粉のサブレもユニーク!

左上から時計回りに「干しえびビスコッティ」1袋162円、「のりクラッカー」1袋120円、「削りたて鰹節クラッカー」1袋162円

 他のお菓子もとてもユニークです。

 大人気の「削りたて鰹節クラッカー」は、ひと口目から鰹節の風味が広がり、驚きの味わい。「鹿児島・枕崎の本枯節を手で削って、削り立てを入れています」と野田さん。お酒のおつまみにもよさそう。

 「のりクラッカー」は、サクサク軽い歯触り。ほのかに海の香りです。

 「干しえびビスコッティ」は、食べやすいスティック状。コリコリ食べれば、エビの風味が広がります。ビールのお供にもぴったり。

 どれも手軽で食べやすいスナック菓子。大人から子供まで、皆が好きな味と食感です。

左上から時計回りに「きなこサブレ」1袋162円、「よろこんぶクッキー」1袋120円、「こうやぼうろ」1袋113円

 「きなこサブレ」には、きな粉がたっぷり。サクサク食感で、きな粉が香ばしく、日本茶にも紅茶にも合います。

 「よろこんぶクッキー」は、バター、卵黄、アーモンドパウダーを使ったリッチな風味。サクサク噛むうちにほんのり昆布の風味がします。

 野田さんが「一番好き」と言う「こうやぼうろ」は、パウダー状の高野豆腐を使用。ベビーぼうろより軽い食感で、大豆と卵の優しい味わい。小さい子供も安心して食べられるおやつです。

左上から時計回りに「わかめパウンドケーキ」「福豆パウンドケーキ」「白きくらげパウンドケーキ」各162円

 パウンドケーキにも、様々な乾物が使われています。

 「わかめパウンドケーキ」は、加太の乾燥ワカメを戻して使用。磯の香りが強く、卵やバター、砂糖に負けません。

 「福豆パウンドケーキ」は、金時豆、手亡豆、ひよこ豆が入っています。きな粉の香ばしさと豆の風味がマッチして、和菓子のような味わい。

 「白きくらげパウンドケーキ」は、乾燥白キクラゲとドライフルーツ入り。白キクラゲのコリコリした食感がおもしろい。

左上から時計回りに「かんぶつプリン 白ごま」「かんつぶプリン 黒ごま」「かんぴょう寒天」各216円

 焼き菓子だけではありません。冷たい乾物スイーツもあります。

 「かんぶつプリン 白ごま」「かんぶつプリン 黒ごま」は、たっぷりのゴマのペーストを使っていて、それぞれのゴマの風味がしっかり。ゴマ豆腐のような味わいです。砂糖をうんと控えており、甜菜糖のシロップをかけて食べます。ゴマも乾物だと再認識しました。

 「かんぴょう寒天」は、かんぴょうの新しい食べ方の提案です。小さくカットしたかんぴょうとリンゴジュースを寒天で固めたスイーツ。ナタデココのようなかんぴょうの食感が楽しい。「かんぴょうは植物繊維が豊富に含まれていて、デトックス効果も抜群。かんぴょう自体にはクセがないため、色々なジュースなどで煮るとスイーツとして新たな利用が生まれると思います」と野田さんは言います。

2016.08.14(日)
文=そおだよおこ
撮影=上田浩江