【初夏の食材】さやいんげん
「さやいんげん」は、1年に3度も収穫ができることから三度豆とも呼ばれています。豆の中でも比較的カロリー・糖質が低いのでダイエット中の人にも嬉しい食材です。カリウムが豊富に含まれているため、利尿を促し腎臓病予防に効果があります。
マクロビ的には今の時期から夏にかけて旬を迎えるさやいんげんの仲間たちは、陰性のエネルギー(体を冷やしたり排出を促したりする)を持つと考えます。つまりはデトックス効果が高いうえに、ほてりがちな季節に体を優しくクールダウンしてくれる頼もしい食材なのです。また、ベータカロテンやビタミンB群、必須アミノ酸のリジンやアスパラギン酸などを多く含んでいるため疲労回復にも効果的です。
年度が替わり、新しい環境へ順応しきれず、心身共に不調、というサインが現れる五月病のシーズンなどには、疲労回復効果のある「さやいんげん」を日々の食事に取り入れて、元気な毎日を送りましょう。
◆「さやいんげん」のマクロビレシピ
さやいんげんのポタージュスープ
さやいんげんと豆乳を使って、ノンオイル、ノン乳製品でポタージュスープを作ります。さやいんげんは疲労効果も期待でき、見た目も涼やかなマクロビレシピです。
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いんげんのきんぴら
豆の中でも比較的カロリー・糖質が低い「さやいんげん」を使って、お惣菜の定番、きんぴらの作り方を紹介します。香り高いごま油に味りんと醤油の組み合わせはご飯との相性が良く、冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもぴったりです。
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いんげんのマスタード風サラダ
今回は「さやいんげん」に、ジャガイモやトマトなどの野菜を組み合わせて彩りの良いサラダに仕上げます。マスタードを加えた豆腐マヨネーズがリッチな味わいで、他におかずがなくとも一品で立派なメインとなる実力派のサラダです。
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2016.05.10(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平